なんでそうなる！？

https://ameblo.jp/unagidori/entry-12861168633.html

『なかなかだった燕岳…』

https://ameblo.jp/unagidori/entry-12861232794.html

『アレするのもほどほどに…』

https://ameblo.jp/unagidori/entry-12861243314.html

『現行犯逮捕します』

https://ameblo.jp/unagidori/entry-12861396162.html

『言わんこっちゃねぇな』

テント場に戻って来る頃には雨は上がり、空には再び青空が広がった

こちらも雨が降った様で、テントや砂の地面は雨粒に濡れキラキラと光っていた

お天気が急変しやすいのは夏山って感じだねー

（＾ω＾）

ちなみにWさんは出発時に暑いからってテントの入口を網戸にしていた様で、中に雨が吹き込んでしまい、タオルで拭き取り作業に追われていました…

私はもう何だか疲れちゃったので、ウインナーやらパスタやらをビール片手にチビチビ

飲んで食べて、汗拭きシートで体拭いて

サッパリしてテントの中でゴロゴロ

のんびり小説を読みながら過ごしていると、しばらくして隣のテントの中から

Wさん「宮さん、明日も燕岳行きましょうねっ！」

とWさんが話し掛けて来た

宮「えっ？(・・;)明日は大天井岳に行くんじゃないんすか？」

Wさん「大天井岳も行きますけど、さっき雨で記念撮影出来なかったから」

宮「いいけど…(ーー;)大天井岳まで往復して、その後また燕岳まで行くの？体力的に大丈夫？」

Wさん「たぶん大丈夫だと思います！ｷﾘｯ」

ちょっとこっちで作戦会議しませんかーとWさんのテントに呼ばれ、重い腰を上げノソノソと移動する)))

宮「えぇっと…ちなみに大天井岳までコースタイムどれ位だったっけ？」

Wさん「YAMAP(登山アプリ)だとそんなにかからなかったと思います」

宮「そんなにって、随分アバウトな地図出せる？」

Wさん「えーっとですね〜…スマホぽちぽち」

宮「あー、アプリだと小さくて２人じゃ見辛いから紙地図にしようよ」

Ｗさん「紙の地図は持ってないですｷｯﾊﾟﾘ」

宮「はっ？」

宮「Wさん、山でスマホ壊れたらどうすんの…

実際壊れた人↑アプリも便利だけど紙の地図も両方持とうね(ーー;)」

いったん自分のテントに地図を取りに行って戻る

えと、うちらが今いるテント場がここでしょ？ここから◯分、◯分、◯分…足して往復すると、ざっくり7時間はかかるよ？」

Wさん「え〜そんなにかかったかなぁ？でもYAMAPだとぉ〜…」

宮「YAMAPヤマップって…

地図によって多少の誤差はあると思うけど！

どちらにせよ、今日のWさんのペースを見る限りだと時間にはかなり余裕持っとかないと駄目だよ？

(=_=;)」

Wさん「じゃあ〜テント場に15時に戻って来るとしたら、朝は7時出発でいいですかね♪」

宮「何でやねん！Σヽ(｀д´；)ﾉ

 おぃぃぃぃぃ！！

それじゃ全然休憩時間含んでないでしょ！？今日みたいにまた夕立ちもあるかもしれないし、もっと早く出発しないと」

Wさん「え〜じゃあ宮さんは私はどれ位で歩けると思います？」

宮「いや知らんけど…(；´Д｀)

まだ大して一緒に登山してないし…」

Wさん「分かった！それか明日は燕岳登ったら下山して、どこか麓でキャンプして、翌日どこかの山に登るとか」

意味不明…

宮「えーっと…じゃあもう大天井岳はよろしいのでございましょうか？」

Wさん「うーん…でもやっぱり大天井岳も行きたいﾑｰ」

宮「えっ…？あの…うーんと…結局どうしたいの？」

Wさん「どうしましょう〜？宮さんはどうしたらいいと思いますか？」

ああもう

面倒くせぇなぁ

オイ💢

(╯°□°）╯︵ ┻━┻

宮「大天井岳と燕岳両方行くなら行くでいいけど、もっと時間に余裕を持つ！体力や時間的に無理そうだったら大天井岳は諦めて途中で引き返すか、大天井岳だけにする！！それはその時次第じゃないですかねぇ！？」

あまりにもフワフワしてるWさんに、さすがに苛立ちを抑え切れない私…

すると次の瞬間でした

Wさん　ﾎﾟﾛｯ

宮「えっ？( ﾟдﾟ;)」

Ｗさん　ｼｸｼｸｼｸｼｸﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

泣ーかした♪

泣ーかした♪

私が！？

泣ーかした💦

(ﾉД`;)焦

宮「えー！？何で泣くのー💦泣かないでよぉ〜Σ(´□｀；)💦」

Wさん「宮さん、私やっぱり大天井岳も燕岳も両方行きたいぃ〜わーん！」

宮「分かった分かった！両方行こうね！頑張ろうね！うん！！

(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ」

気付けば日が傾き始め、先ほどまで両隣や後ろも賑わっていたテント場がシン…と静まりかえっている

絶対皆にこの会話聞こえてるよね

むしろ

聞いてるよね。

あたいも恥ずかしくて泣きたい｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

結局、出発時間は私が5時に決めた…(強制)

これ以上泣かれたら困るのでWさんには言わなかったけど、あまりにもペースが遅すぎたりバテている様なら途中で引き返そうと心の中で思いながら…

(=_=;)

翌日のご来光見学はどうする？と言ったが、ギリギリまで寝たいのか、準備に時間を費やしたいのか、Wさんからは特に返答がなかったので朝は各々って事で会議は終了。。

早朝4時

日の出前の燕山荘とテント場

左手には富士山

お月様と槍ヶ岳

肩に雲のストールをかけて素敵だね

（●＾o＾●）

テントの中から眺めるご来光と雲海

今日は何事もなく平和な一日に…なったらいいな？

続く