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Wさんのどーぞコールで後続者にバンバン抜かれながらも何とか合戦小屋に到着
合戦小屋と言えば名物スイカ🍉
Wさん「宮さん、スイカ食べましょう!私この日の為にずっとスイカ食べるの我慢して来たんです!!」
ワンカットで600円のスイカ
高っ!良い商売だな〜(゚A゚;)
と思いつつも、Wさんの勢いに私はいいやとも言えず一緒に注文
お高いが山の上で食べるスイカはご馳走!
甘くてみずみずしく、汗だくの体には染み入る美味しさだった
合戦小屋にて記念の一枚
私もある程度写真は撮る方だけど、私以上に写真を撮るWさん
それはいいのだけどその辺の登山者にも
「すみませーん、撮ってもらってもいいですかぁ?」
と言って、バズーカカメラを押し付ける手渡す
頼まれた人は
「えっ…こんな凄いカメラ…」
と誰もが一瞬ギョッとする
その度に
「大した物じゃないんで〜」
と言っては使い方を1から説明し始める
ただでさえそのやり取りの度に時間がかかる上に何がポンコツなのか悪いのか分からないけれど
毎度ザックとカメラを固定するパーツの取り外しがうまくいかない様で
「あれっ?あれっ?ちょっと待って下さいね」
と、カメラを手渡すまでにもたもたし、頼まれた相手はその間を待たされる
せっかくの記念だから撮りたい!という気持ちは分からなくはないけれど、その度に何だかなぁ〜と思ってしまう
(´Д`)ハァ…
そんなこんなで時間がかかりながらようやく最終ベンチ
知らないおじ様パーティーに混ざって休憩中のWさん
この時点で一般コースタイムを1時間以上オーバー
さぁ、あとちょっと
あんまり遅くなり過ぎるとテント場いい所取られちゃうよ!っとWさんを後ろから捲し立てる
ヽ(`Д´)ノヤーッ!
ところが、あともう少しという所でWさんの集中力&エネルギーが途切れ始める
ベンチ所か中途半端な坂の途中で
「ちょっと休みまーす」
と言っては足を止めるWさん
時刻は11時を回り、森林限界を越え、頭上からはサンサンと灼熱の太陽が降り注ぐ
ゆっくりペースとは言え久しぶりのテント装備はやっぱり重いし、暑さでダラダラと汗が止まらない私
あ、ヤバい( ゚д゚;)
汗かきすぎて右膝上の筋肉が笑い出してきた!
脚がつる前兆
一定のペースで歩けていれば平気なんだけど、さすがにこのままジリジリと太陽に焼かれていたらまいってしまう
慌てて多めに水分&塩分補給をし、ストレッチをしたり、脚を揉んだり叩いたりして何とか誤魔化そうとする
しかし私がそんな状態とはつゆ知らずなWさんは数歩進んでは
「ちょっと休みまーす」
と何度も歩みを止める
テント場に着くが先か!?
私の脚が死ぬが先か!?
早く
早く
早くーー!!
Σヽ(`д´;)ノ
ウォォォォ
そんなこんなでしたが何とかテント場のある燕山荘に予定よりもだいぶ遅れ6時間で到着
Wさん「あーお腹すいた!山荘でランチしましょう」
とルンルンで食堂に向かおうとするWさんを
「ちょっと待ったぁー!テン場の受付と設営が先!」
Σヽ(`д´;)ノガシッ!!
と抑制し、予約制ながらも既に埋まりつつあるテント場の確保に向かいます
人気のある一等地・二等地は既に埋まりつつあった
自分達は奥の三等地の一番低い場所にテントを張る事に
幸いにも場所はまだ選べたので、各々のテントを隣り合って張る事に
三等地でありながら、目の前は誰もいなくて燕岳が眺める良い場所をゲット!
さっさと設営を終え、Wさんを待つ間ビールで自分にお疲れの乾杯をするワタクシ♪
燕岳をバックにサッポロ黒ラベルで乾杯〜ヽ(=´▽`=)ノ
プシャァァァ!グビグビぷっはぁー!!
一仕事?終えた後のビールは格別にうんめぇなぁ〜
と、独り堪能していると
Wさんとは逆隣にやって来た若いカップルがキャッキャ言いながらテントを立て始めた
女の子の方がぎこちない手付きでペグを打つのだが、その位置が適切ではなかったので
宮「お節介かもしれないけど、ここのポールに対して延長線上に打つといいですよ」
とアドバイスした
すると女の子は素直に
「そうなんですねありがとうございます!」
と言うと
「今ね〜ペグの位置教えてもらったー!」
と彼氏に報告し、彼氏も
「ホンマや〜、そしたらここも間違ってるで!」
と言って、これまたキャッキャしながら作業していった
いやぁ〜若くて素直で仲良しで可愛いなぁ♪ほのぼのするわぁ♪
(๑˙ω˙๑)
と、若い二人をニマニマ眺めながら缶ビールを喉に流し込むオバハン(笑)
そんな中、ふとWさんの進行具合に目を向けるてみると
おやっ?
ピピピーッ
現行犯逮捕
です!!!!
エエェェ(;´д`)ェェエエ
テントを張った事がある方ならお分かりいただけると思いますが、ペグの正しい打ち方はこう↓↓↓
宮「Wさん!逮捕です、逮捕!ペグの打ち方逆だよ〜
^^;」
Wさん「え?何で?だって溝に引っ掛けるんでしょ?」
宮「それはそうなんだけど角度と上下の向きは逆にしないと。引っ張ったらホラ、簡単に抜けちゃうでしょ?」
Wさん「え〜だってそれは地面が砂で柔らかいから…」
宮「ん〜柔らかくても、ちゃんと深く打ち込めば大丈夫だよ?」
Wさん「でも、下の方は硬くて刺さらないもん」
分かってもらおうと何とか説明するものの、なかなか理解出来ないどころかちょっとムッするWさん
それを近くで見ていた知らないお兄さん
いてもたってもいられなかったのか
「良かったらコレ使って下さい^^;」
とハンマーをWさんに貸して下さった
ブツブツ言いながら、言われた通りにペグを打ち直すWさん
宮「もしかしてWさん、テント泊初めて?」
Wさん「いいえ!えっとー大菩薩と〜瑞牆山と〜笠取山と〜◯◯山と◯◯山と〜…エッヘン!」
おいおいおい
誰か教えて
あげてー
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
初めてならまだしも今までずっと間違えてたの!?
続く