菅生雅文 -223ページ目

ナイスキャッチ

野球の話じゃない。

キャッチコピーである。

誌面には画像のほか、タイトル、サブタイトル、

リード、本文、キャプションなどの文字が入る。

どれも大事だし、ひねり出すのに苦労するが、

その人のセンスによって出来が大きく左右されるのが

キャッチコピーだ、と思っている。

直球もよし、変化球もよし、比喩、暗喩、

少ない文字数でどれだけのインパクトを与えられるか。

古典、あるいは名作、傑作と呼ばれるキャッチもある。

コピーライターではないけれども、

藤原新也、丸山健二の両氏の作品には

常々後頭部ガツン! であった。


これは相模湖で出会ったコピー。

七五調のリズムですっきりまとまっていて、

手書き文字によって感情を表現するなど

デザインも施されている。


俺を呼ぶ

いい味だ。

なんだか妙に惹きつけられた。

湖底深くで身をひるがえす、巨べらの姿が目に浮かぶ。


なんつって、七五調でおかえししてみました。

さて、原稿書かなきゃ。







ゴールドウイング試乗


GL


先週末、ロケでゴールドウイングに乗った。

我が人生、5度目のGL体験である。

でかくて重いけど、走り出せばフットワークの軽さに驚く。

そして速い。後ろに反り返りそうになるほどの加速。

だけどラグジュアリーなシートがしっかりとホールドしてくれる。

寒い日はグリップヒーターとシートヒーターがありがたい。

手のひらもそうだが、尻が温かいとずいぶんラクである。

オーディオの音質もいい。

単一指向性というのだろうか、前後左右のスピーカーが

発する音は、ライダーとパッセンジャーの両耳あたりを

狙って放出されている。なので、そこそこ音量を上げても

周囲に迷惑がかからない。

音楽を聴きながらのクルージングは楽しい。

6連装CDチェンジャーまで積んでるし。

一度、北海道でローカルFMを聴きながら走ったことがあるが、

「〇〇郡〇〇町では、ジャガイモの収穫が始まりました」

なんて地元の歳時記的な放送を聴きながら

道道一直線をのんびりと走るのは気分がいい。

とにかくGL、装備が素晴らしいのだ。

ただひとつ、この装備だけは絶対に使いたくないな、

というのがある。あって困る、ということはないし、

ないよりはあったほうが絶対にいい、のだが、

絶対、使いたくない。試してもみたくない。

それは、











エアバッグだ。






春まで待たずに


太田ルミ峠

先週、「ウィークエンドラン関東」のロケで

R20甲州街道の大田ルミ、じゃないよ、ちゃんと変換しろ、

大垂水峠(おおだるみとうげ)→み矢がセコ、ハァ?

宮ケ瀬湖(みやがせこ)→丹沢に行ってきた。

画像は大垂水峠。走ってるのは櫻井クンだけど。

二日前に降った雪が溶けずに残ってて、

寒いけど、そのぶん空気が凛としていて気持ちいい。

風が濁ってない、というかね。

冬から春へと向かっていくこの季節ならではの

ショート・ツーリングでした。