ゴールドウイング試乗 | 菅生雅文

ゴールドウイング試乗


GL


先週末、ロケでゴールドウイングに乗った。

我が人生、5度目のGL体験である。

でかくて重いけど、走り出せばフットワークの軽さに驚く。

そして速い。後ろに反り返りそうになるほどの加速。

だけどラグジュアリーなシートがしっかりとホールドしてくれる。

寒い日はグリップヒーターとシートヒーターがありがたい。

手のひらもそうだが、尻が温かいとずいぶんラクである。

オーディオの音質もいい。

単一指向性というのだろうか、前後左右のスピーカーが

発する音は、ライダーとパッセンジャーの両耳あたりを

狙って放出されている。なので、そこそこ音量を上げても

周囲に迷惑がかからない。

音楽を聴きながらのクルージングは楽しい。

6連装CDチェンジャーまで積んでるし。

一度、北海道でローカルFMを聴きながら走ったことがあるが、

「〇〇郡〇〇町では、ジャガイモの収穫が始まりました」

なんて地元の歳時記的な放送を聴きながら

道道一直線をのんびりと走るのは気分がいい。

とにかくGL、装備が素晴らしいのだ。

ただひとつ、この装備だけは絶対に使いたくないな、

というのがある。あって困る、ということはないし、

ないよりはあったほうが絶対にいい、のだが、

絶対、使いたくない。試してもみたくない。

それは、











エアバッグだ。