ナイスキャッチ | 菅生雅文

ナイスキャッチ

野球の話じゃない。

キャッチコピーである。

誌面には画像のほか、タイトル、サブタイトル、

リード、本文、キャプションなどの文字が入る。

どれも大事だし、ひねり出すのに苦労するが、

その人のセンスによって出来が大きく左右されるのが

キャッチコピーだ、と思っている。

直球もよし、変化球もよし、比喩、暗喩、

少ない文字数でどれだけのインパクトを与えられるか。

古典、あるいは名作、傑作と呼ばれるキャッチもある。

コピーライターではないけれども、

藤原新也、丸山健二の両氏の作品には

常々後頭部ガツン! であった。


これは相模湖で出会ったコピー。

七五調のリズムですっきりまとまっていて、

手書き文字によって感情を表現するなど

デザインも施されている。


俺を呼ぶ

いい味だ。

なんだか妙に惹きつけられた。

湖底深くで身をひるがえす、巨べらの姿が目に浮かぶ。


なんつって、七五調でおかえししてみました。

さて、原稿書かなきゃ。