今日仕事から帰宅すると
夫マシューは電話中で
スピーカーで話してる声から
相手は女性だとわかりました
けっこう長電話で楽しそう
これ・・・日本にいたころの自分では
考えられませんでしたが
慣れって怖い
もう全然平気です
ふと わたしはいつから平気になったんだろ?
と不思議に思います
だって自分で覚えている限り
わたしはやきもち王国の民だったから
アメリカに来て 間もないころ
パーティに行くと
夫マシューさんの ex 元カノ
ミランダによく会いました
ミランダちゃんはとーっても可愛いくて
しかも性格がいいと評判でした
知り合いが彼女のことを
She has a heart of gold
と表現していたのを聞いたことがあります
(ニールヤングの歌にありましたね・・・遠い目)
そしてその元カノ ミランダは
マシューを見つけると とっても嬉しそうに
駆け寄ってきて
マシューのほっぺにチュー!するのですw
Sweetなひとです
はじめ、これには度肝を抜かれました。
なんすかコレ?
こんなんアリ??
わたしが日本にいた時の認識は
別れたカップルが仲良く友だちでいる、とか
まずあり得ない
なんであんたたち
うれしそうにハグしてるの
奥さんのわたしの見てる前で
元カノがハグしてチュー?
そんなのアリー?
家に帰って大ゲンカです
なんでそんなふるまいを このワタクシの目前で?
許さーん!てな感じです
彼にしてみれば 拒むのも失礼だし
僕らは今でもいい友だちだから 普通のことだよ
ってな感じで 平行線でした
わたしのやきもちの理由が全然分かってもらえない
この異次元はなに?
ここでわたしは生きていけるのか?
と
すごく胸がざわざわしました
もうひとつ覚えている嫉妬がらみの大ゲンカ
ある日 女性から電話がかかってきて
マシューいる?
と言われ
今ならMay I ask who's calling? (アナタダレー)と
聞き返せばいいと知っていますが
当時は英語もろくに話せなったので
黙って電話をマシューに渡しました
屈辱・・・
すると またこの鈍感ヤローマシューが
1時間 その女の人と電話で楽しく
話し込んだのです
その1時間 わたしはこれ見よがしに
マシューの前をうろうろ歩いて(笑)
ちらちら彼を見ては
早く電話キレー!光線を送っていました
でも鈍感ヤローは全く気づかず楽しそうに笑って
キャッキャとおしゃべり
やっと電話を切った1時間後
わたしの怒り爆発で
なによー!なんなのよー!と発狂寸前でしたw
これ、今ならマシューの気持ちもわかるので
笑い話ですが
当時のわたしは英語がよく分からない
マシューの性格も分かってなかったし
二人が何話してるのかも分からない
結婚したばかりで なにもかも不安
もう我慢の限界で
わたしは気持ちをぜんぶマシューにぶつけました
するとですね~
心の大きい男性なら そこで
かわいそうな日本人妻の不安を受け止めて
なんだよ~ やきもち妬いてるのか~♡
心配しなくていいよ~ とか
言ってくれると思うじゃないですか
マシューは違うんです
わたしの怒りが理解されず
逆ギレされましたw
「自分は何も悪いことしてない!」
「今のはただの友だちだ」
「女性も男性も関係ない
ただの昔からの友だちだ」
「久しぶりに話して何が悪いんだ」
挙げ句の果てには
「君は Jealous Jerk だ!」
と ののしられました笑
はぁ?!
ジェラス ジャーク??
さっそく辞書で調べました笑
Jerk = イヤな奴
やきもち焼きのいやな奴?
なぬー!わたしが悪いんかーい!
もう収拾がつきませんでした・・・
どうしてわたしが安心するように
諭してくれないのだろう
こんな鈍感ヤローとやっていけるのだろうか
と
わたしは初め非常にモヤモヤし
慣れないアメリカの文化
もしくはアメリカではなく単に
マシューの文化に
ついていけん・・・と
大変くるしい思いをいたしました
後半へ続く
美味しいもので機嫌を直そう