わたしには死ぬほど大嫌いだったのに
最後は心から愛して
やまなくなった
父がおります。
生前、逝去する前の数年間
父は本当に変わっていき
父親として たくさんの愛情を
わたしに与えてくれました。
その当時わたしはまだまだ未熟で
父の愛情を受け止めきることは
できませんでしたが・・・
その父が残してくれた最高の言葉
それは
「お前ならできるさ」
でした。
それは
当時、娘の反抗期に悩んで
行き詰っていたわたしが
こんな大変なことわたしには難し過ぎるよ・・・
と
泣き言を言った時でした。
思い通りにいかない子育て
反抗する娘。。
努力してもうまくいかない状況に
自信をなくしてしまい・・
それを電話口で黙って
話を聞いてくれていた父が
ぽーんとかる~く
「いやぁ
ふゆならできるさぁ!」
と言ってくれたのでした。
父が何気なく言った
その言葉を聞いたとき
わたしのずっしり重たかった心は
すぅっと軽くなったような
気がしました。
こんなにつまづいて
うまくいってない
わたしのことを
できると
父が信じてくれている。
たった一言でしたが
わたしにとっては
とても心強い、大きな大きなひとこととして
響きました。
その言葉は
あとからあとから
何度もわたしの中で繰り返し思い出され
わたしを何度も助けてくれ
父が亡くなった今でも
何かあると
父の言葉がよみがえり
わたしの心を救ってくれています。
誰かが自分のことを信じてくれている
それはこんなに大きな力を
人に与えてくれるものなのだと
父の言葉を通して
学ばせてもらいました。