かれこれ１０年近く前に
橋本病と診断されました
年に一回の健康診断で血液検査の結果
甲状腺ホルモンの異常が認められ
お医者さんから電話があり
あなたはHashimoto disease かもしれません
再検査しましょう と
ハシモトディジーズ？
初耳でしたが 命の危険はないとのこと
お医者さんの説明では
記憶障害 抑うつ、無気力
皮膚の乾燥、抜け毛、体重増加、疲労感
顔や手足のむくみ、寒がり
などの症状があるそうで
完治することはなく
一生涯つきあっていく病気だそうです
そして自分が罹ってみて分かったのですが
周囲に橋本病をもっている女性が
ちらほら
お話を聞くとそれぞれ症状が少し違い
とてもつらい思いをしている方
特に生活に支障のない方
さまざまでした
わたしが橋本病と診断されたころ
わたしはすこし 鬱のような症状があり
気持ちが沈んで
無気力になって
何もできなくて困っていました
そのころはまだ子育て中で
毎日仕事と家事に追われ
週末には洗濯や掃除 こどもの用事など
やること満載なのに
疲労感がはんぱなく
疲れてしまって何もできないのです
週末 リビングルームにぺたんと座り
空をみつめ
あれもやらなきゃ これもやらなきゃ・・
と気持ちは焦るのに身体が動かない
わたしはなんて怠けものなんだろう・・・
涙がぽろんとこぼれました
それまでのわたしは普通に全てをこなし
がんばることが出来たので
どうして今、自分がこんなに動けないのか
理由が分からず
できない自分を責めていました
なので、お医者さんに橋本病と診断されて
症状を説明されたとき
原因が分かり、救われた思いでした
ああ、病気だったのか・・・
本当に安堵しました
と言っても病気になったので
安堵してもいられないのですが
理由が分かって良かった・・・
と前を向けました
それからは経過観察で
初めはお薬も処方されていましたが
特に変化がないため
お医者さんと相談し
数年前からお薬の服用をやめました
それよりもわたしにとって一番効果があるのは
睡眠をたっぷりとること でした
当時、家族に橋本病と診断されたことを
報告すると
医療関連の仕事をしていた姉が
「そんなの生活習慣でいくらでも良くなるよ」
「ちゃんと寝なよ～」
と軽く流され
そんな簡単なもん？
とモヤッたのですが
その言葉が引っかかり
意識してしっかり睡眠をとるようになりました
確かにそれまでの生活では
平日は子供を寝かしながら１０時ころ寝落ち
真夜中や１時過ぎに起きて台所を片付けたり
次の日の準備をしてまた３時ころに寝るという
不規則な生活でした
今では
ほぼ８時間は睡眠を確保
少なくても７時間
どうしても寝るのが足りなかった日は
お昼寝で仮眠をとったりと
睡眠大事 睡眠命 
を口癖にして
寝る時間がきたら
片付けが途中でも全て後回し
友人宅で集まり盛り上がっても
サヨナラみなさんまた次回～と
さっさと帰宅
今でもたまに血液検査で橋本病まだありますよ
とお医者さんに言われますが
お薬は飲まず
睡眠をしっかりとることで
なんとか乗り切って
当時悩まされた無気力や疲労感
鬱のような落ち込みは
それからは訪れず
週末になると
今日は何しようかなぁ～♪と
ToDoリストを作り こなしていけるようになり
それが本当にうれしいです
すいみんバンザイ 
友人宅にて