天使の救急隊員さん | 光と波動と音楽と ふゆこのサンフランシスコ日記

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日常を綴るアラフィフ在米日記です。

 

 

 

 

夕べ

やっと眠りについた12時過ぎ

母から電話がありました

 

 

「もしもし〜 今救急車に乗っててね」

 

 

え!また?

 

 

「バスから降りるときに

こけてね

怪我は大したことないけど

血がでてるから救急車呼ばれて」

 

 

 

寝起きなので状況がよく分かりませんあせる

 

大丈夫なの?

 

 

「大丈夫よ 

でも怪我してるから救急車で

今から病院に行くの」

 

 

 

すると後方から救急隊員さんの声が聞こえ

病院に家族が迎えに来れるか否かで

搬入先が決まるので

身内の誰かに連絡してほしい、と

 

 

「誰と話されてますか?」

 

「サンフランシスコにいる娘です」

 

「ああ、では来れませんね・・

他に誰かおられますか?」

 

 

というやりとりが聞こえ

わたしでは埒があかないので

母は電話を切りました

 

 

台風

 

 

 

電話を切ってから

 寝ようとしても

心臓がまだドキドキしています

 

 

特にぐっすり寝ていたところに

かかってきた電話の音で

起こされたので

びっくりしていました

 

 

だ、だいじょうぶだろうか・・・

声は元気そうだったけど・・

 

 

救急搬送ってことは

怪我がひどいのかな・・

 

 

これから病院ってことは

帰宅はもっと遅くなるし

帰りは暗くなるけど大丈夫なのかな・・・

 

あれこれ思考がめぐり

なかなか寝付けません

 

 

 

深呼吸してみよう・・

すーはーすーはー

 

 

ブーケ2

 

 

そしてやっと心臓が落ち着いてきたころ

ふたたび電話が鳴りました

 

 

また心臓ドキン!です

 

 

 

母いわく

「ちょっと救急隊員さんが

ふゆと話したいって

代わるね」

 

 

そして電話にでられた隊員さん

 

 

「あ、娘さんですか

今お母さんを救急車で搬送している

隊員のXXです

 

お母さんは手の甲を怪我されて

少し流血と腫れがあります

 

あと肘と膝も打撲されていますが

命に別状はありません

軽傷ですのでご安心してください

 

遠くに住まわれているので

心配なさっているかと思い

念のために状況の詳細を

ご連絡させていただきました

 

XX病院に到着しましたので

治療をしてもらいます

ではこれにて失礼いたします」

 

という電話でした

 

 

 

 

涙がこぼれおちました

 

 

この救急隊員さんは天使でしょうか

 

 

 わたしが真夜中に

心配で眠れずドキドキしていたのを

見透かすように

 

 

どうしてそんなに素晴らしい対応を

見ず知らずのわたしに

してくださるのか

 

 

母を搬送して忙しいなか

家族に気配りくださって・・

 

 

なんて優しくて責任感のある

救急隊員さんなんだろう

 

 

 

帽子

 

 

やっぱり日本人ってすごい・・・

 

凄すぎる・・

 

こんなひとがいるのか

 

感動にふるえながら

 

眠りにつきました

 

天使

 

 

 

 

 

                       いつかの玉置神社の空