小学生という生き物は、残酷な生き物だと思う。
思ったことをすぐ口にするし、人が傷つくようなことを平気で言うからだ。
今まで傷つく言葉をいろいろ言われてきたけど、その中でも一番傷ついたのが、小学生の時に同級生の男子に言われた言葉だ。
「飯食うことしかできんのか」
この言葉だけは、ずっと忘れることができない。
私は自分という人間を否定されたような気持ちになった。
泣きそうになっていたけど、泣いたら負けだと思い泣くのを必死に我慢していた。
何も言い返せないことが、悔しかった。
他にもいろいろ言われたけど、しゃべらない私を面白がっていたんだろうか。
私はその子のことが苦手だった。
もう10年以上も前の話だ。
そんな昔のことなんて言った方は何も覚えていないだろう。
でも言われた方はずっと覚えているんだ。
普段は眠っているけど、その「とげ」は今でも心の奥深くに刺さったままだ。
言葉というのは、一歩間違えれば簡単に人を傷つけてしまう。
たとえ相手に悪気がなかったとしてもだ。
口に出してしまえば二度と取り返しがつかない。
時に鋭い凶器となり、人の心をえぐるのだ。
一生消えない心の傷になることがある。
だからこそ、口に出す言葉は気をつけなければならないのだと思う。