今日の石巻
先週末あたりから寒さ厳しくなり、石巻でもようやく冬本番の季節をむかえたようです。
震災から4年10カ月が過ぎての石巻の様子を一部紹介したいとおもいます。
北上川の護岸工事の予定地です。数年前からなにも変わらずの風景です。
内海橋の脇に新しく橋が作られます。
湊地区の風景です。震災前は住宅や商店が立ち並び豊かなまちでもありました。
津波の危険区域の小学校には避難階段が早急に備え付けられました。津波が起きたときに、消防のホースを活用し、津波で流された人々を小学校の窓から救助しました。ホースを握る際にも水圧も関係するためお年寄りの方や女性は力がつきて手を離してしまい助けることができなかったそうです。
仮設住宅からつぎの住まいへの引っ越し。復興住宅が決まらない方もまだまだいるのも現実です。
ニュースでは明るい兆しの見えてくるような話題が多く取り上げられていますが、ごく一部のところばかりのように感じます。
また近況報告したいと思います。
海ぼたるin女川
昨年末に女川町では新しいあらたな町が完成し大きなイベントが開かれました。
ずっと行ってみたかったので早速昨日女川に足を運んでみました。
夕方過ぎていたため、イルミネーションの海ぼたる
も見ることができました。
震災前から女川町ではイルミネーションが行われ人気のスポットでもありました。
海風が吹くたびに光が波のように動くので綺麗でした。
駅なかにある温泉施設ゆぽっぽの入り口
1階はお土産屋さんのようです。
手書きの新聞、石巻日々新聞も観覧することができます。
2階のフロアも木がふんだんに使用されています。
壁画もナチュラルで素敵♪
駅の目の前には新しく完成された商店が並んでいます。次は昼間に来てみようとおもいます。
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2016年 おめでとうございます
明けましておめでとうございます。
2016年がいよいよスタートしましたね。石巻は例年にない暖かいお正月を迎えております。夜の体感温度といったら半端ではないほど冷たくなり、じっとしていられないのですが今年はなぜか感じかたが違うようです。温暖化の影響なのでしょうか…
今年は東日本大震災から5年目となります。まだまだ道険しく戸惑いを感じながらの生活が続き、正直なところ皆さん大変な思いで毎日を過ごしてます。
私の身近なところでも高卒で大学進学を断念し市内の企業に就職した息子さん、復興住宅を断念し(夫婦共働きだと家賃が持ち家のローン並みに発生するそうです)市営住宅に引っ越ししたひと、震災で家族を失った方が震災後に癌がみつかり、親族が交代で看病をし相続が決まらないなど、これまで経験もしたことのない状況がみられるようになりました。
私自身も激動の5年でもありました。震災で身近の人を沢山失い、子供たちの学校も被災したため仮設校舎での学校生活、その間に叔父を癌で亡くし、祖母の介護の手伝い、そして昨年11月に父が他界しました。悲しくて辛い思いでいっぱいなはずなのにこのような思いをしているのは私だけではないと考えてしまうと気丈でいる自分がいます。
今年はきっと良い年でありますように
前を向いて歩いていこうとおもいます。
ともに前へ
石巻の景色です。
銀山温泉
この時期に絶対行きたくなる場所。雪のシーズンが本格的に入る前に行ってみようと思い、山形県尾花沢市にある銀山温泉へと向かいました。午後から出発し、18時過ぎに現地に到着。
温泉地には車では行けないため徒歩になります。
歴史ある建物が立ち並び全国からお客様が訪れる人気スポットなのです。
銀山とは昔銀が採掘された場所でした。とても豊かな町だったそうです。その後大きな水害が襲われ人々の生活は一転します。復興のひとつに温泉を堀り観光で再生しました。
建具ひとつにしても細工がされ、現代にはない懐かしさと芸術を感じさせられます。
栗なのでしょうか?
宿には先代さんの名前なのでしょうか。個人名の看板がついているのです。
うまく撮れてないのですが、こちらの建物がジブリ作品の千と千尋の神隠しの銭湯のモデルになったのではと伝えられています。
外の景色も似てるんですよ。
12月に雪がない銀山温泉。この地域は豪雪地帯のため今年は珍しいそうです。
公衆浴場もありますよ。