結果的にここにいるけど、振り返れば自ら望んで来たのかも知れない。いや、はっきり言ってそうなんだ。

ぬるま湯状態の会社の中で腐って行くのは時間の問題だ。プロジェクトに追いたてられて自分を見失って行くのも本意じゃない。東京の会社生活にもうんざりだった。プロジェクトという大きなくくりの中で生きて行くことがいやになった。ズルい人間たちがうごめいていた。人間も嫌いになった。それに自信の塊のような自分も嫌いだった。もう1回、原点に戻って、会社の中心を見極めようと思った。


ここに来て半月足らずだけど、ずいぶん前に忘れてしまっていたものがたくさんあった。そして、これまで自分は、本筋からかなり離れてしまっていたことにも気付いた。そうだ、自分はここから始まったんだ、この現場が自分にいろいろ教えてくれたんだ。まさに原点に戻ったようだ。


東京には仲間がいる。いすぎるくらい仲間がいる。だけど、今はひとりだ。それは上等だ。汚れてしまった頭の中を白紙に戻して、またひとつひとつ組み上げて行きたいような思考になる。めちゃくちゃ新鮮な世界だ。軌道修正して、ここからもう1度、進むべき道を考えてみたいと思うようになった。明るい未来のために。





今年は波乱だった。どっちの道へ進むべきか、Turning pointだった。

久しぶりに悩んだ2007年だった。真剣に自分自身と向き合ったし、

自分自身とも決着を着けた。今はもう何も悩むことはない。


どうやら最後にとんでもないところにたどり着いちまったけどさ。

まさかここにいるとは1年前にはとても想像出来なかったし。

それに、ここは100年分悩んで、新しい勝負の場として選んだ新天地なわけで。


この荒れ果てた孤島で生きて行くには、かなりの精神力と忍耐力が

必要なことは、着いた時にすぐ感じたし覚悟を新たにさせられた。


ここでの出来事を、どんなことがあっても逃げることなく

真正面から全部受け入れて行こうと決めた。

ここで簡単に負けるわけにも行かないからね。


ここで、やってやろうじゃねぇかと、ひとまず腹を括ったわけで。

「海に背を向けるな」。「Goahead」。の海組精神で行ってやろうじゃん。



てか、とりあえずだよ。とりあえず。


時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度、平成19年12月11日付けをもってK事業所に転勤することとなりました。まさに「ひょうたんからコマ」のような転勤となりましたが、12日には無事当地へ着任致しました。本社在勤中は、公私にわたり格別のご厚情を賜り御礼申し上げます。


新任地におきましても微力ではございますが、一意専心努力致す所存でございますので、今後ともよろしくご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


なお、「ウルトラC」のような人事となりましたが、後任のM君を重ねてよろしくお願い申し上げます。
先ずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。


敬 具


成田にいる。

今年、何回ここに来たかな?今度、ここに戻って来るのはいつだろうか?

大きなガラス窓の外は、冷たい千葉の空が見える。ここでこの空が晴れていた時を見たことがあったかなって考えてみたり・・・。今度は長い旅になりそう・・・旅かな??


海組って最後は孤独だよなとか。

なんで俺だけとか。

海組の新年会、今年は神戸だなあとか。

もうすぐクリスマスだなあとか。

楽しかったな1年間の東京生活とか。

あのアメリカはなんだったんだろうとか。

H5から俺は逃げたのかなあとか。


そんなこと考えていたらipodから

KICK THE CAN CREWの「クリスマスイブRAP」が流れて来た。いい感じ。これが山下達郎のオリジナルの方だったら切なかっただろうなあとか。


最後にキリンビールを飲むかどうかとか。

俺は本当に孤独だなあとか。


そしてもう1度、千葉の冷たい空を見た。

クソくらえっ!


東京最終日。

海組の連中と最後に飲んだ。

渋谷は、イルミネーションがやたら輝いていてまぶしかった。

どこを向いてもクリスマスツリーとサンタクロースばかりで。

そんなクリスマスソングが響く渋谷の街にさようならをしてさ。


なんてクソくらえ。自分で決めたこと行くしかねぇんだよ。

こんなことで感傷に浸ってられねぇんだよ。振り切るのさ。


振り返れば、あっと言う間に過ぎた日々だったけどね。

でもな、そんなもんは、いつだって忘れてやらあ。

って、自分に言い利かせて、全部、振り切るんだよ。


振り向かないで、前だけ向いて、

とにかく前へ!海へ!の精神だよ。

海組万歳だよな!







地元で送別会兼忘年会@中目黒 鍋パ。

おばちゃん連中(ほとんど友人の奥さん達)がやたらハイテンションで俺の会社はおかしくないかってテーマで盛り上がる。


海外勤務から帰って来ても、またすぐ海外勤務じゃあ不幸じゃないかっていう話。

「これだから別れたりってことになるのよね」とか。

「結構、離婚率高いんじゃないのお宅の会社」とか。

「なんか、○○君(俺の名前)ってなんか影があるよね。男は影があった方が魅力的だけど」

下げたり上げたり、そっち系に持って行きたがるおばさん連中。俺だけ浮いているという。異種格闘技だ。


酔えば酔うほど、ずけずけ聞いて来るおばさん連中。余計なお世話だ。

「ところでどこで知り合ったのか」とか。

「結局、何年一緒だったのか」とか。

両側から攻めて、だんだん真ん中の核心部分に追い詰めようという連携プレー。


さらに進むと「ねぇねぇ、失礼なこと聞いていい・・・」という前置きをみんなが使い始める。

総合すると、おばさん達の質問は2つにしぼられる。

① 理由は何か?

② 慰謝料?養育費?弁護士費用?とか経済面全般?

である。


このおばさん達は、まあ友人の奥さん連中ということもあり、「明日はわが身かも知れないんだよ」とかで、後学のために面白おかしく答えてやることにしている。別れた彼女は、地元とは無関係でこの奥さん連中も知らない人だからなおさら興味を持っている。それに、おばちゃん連中には間違いないのだが、30代の人もいるし、友人の会社で取締役だったり、大手自動車メーカーの課長の人もいるし、薬剤師もいるから侮れない。逆に教えてもらったりすることもある。どっちにしろ、人の不幸は面白い・・・・そうだろ。


とにかく理由なんて、ひと言じゃ片付かないけど、いつも「価値観の違い」って言っているうちに、最近ではそれが本当の理由のようにも思えて来たし。経済面全般については「責任の範囲で」って言っているうちに、確かに責任を超える保障はできないしなって思うので、案外、正解なのかも知れない。こうして、おばちゃんたちのワイドショー的な質問攻めにどうでもよくなって来たのか短絡的になって来たことに反省が必要だ。


結婚しててもしてなくても、男女が別れる理由なんて言葉になるとは思えない。物理的(経済的)に破綻するか、どちらか別に好きな人が出来ちゃうんじゃ、どうにもならないけど、その場合、理由ははっきりしている。しかし、そうでない場合は、だんだん壊れちゃうもんなんだと思うよ。だから、ひと言じゃ片付かないし、明確な別れる理由なんて存在しないのさ。理由が無くても別れたという結果だけで十分にその先も生きて行けるよ。一緒にいることに幸せを感じなくなったら、別れた方がお互いのためだと思うしムリに修復を重ねて何になるのだろうか。なんかそう思うようになって来た今日この頃だ。それと確かに誰かが言ったように結婚するより離婚する方がエネルギーを使うことは間違いないようだ。って言い放ったら、全員から反感を買う。


でも、特に頭に来ない。俺も大人になったのか・・・・ただのガキのままなのか。何を言ったってとても賛同は得られまい・・・・。しかも今夜は酔っているし。


そんなことより、俺の大事な東京時間がこんなことで消費されてしまうことがむなしい。

12月を前後して、ほぼ連続的に忘年会がらみの送別会を開いてもらっている。これまで社内で3件、他の会社の人らと4件。そして昨日は、所属部署で送別会をしてもらった。


会社の近くのイタリアンだった。初めて行く店で、家庭的な雰囲気で静かな店だった。総勢10名くらいかな。幹事は若手の女性。意外と気が利くので驚いた。


そんなんで、部長がベタ褒め。俺が主役なのにその女性幹事を褒めまくる。他のみんなも面白くなさそうに聞いていた。部長が何度も言うのが、語学力についてであった。彼女に英語の文章を書かせたら、あまりのできの良さに驚いたという話しなんだけど、誰かが、どんな文章ですかって聞くと、某RIGのPOだと言う。


「はあ???」。POって語学力要りますか?なんでも適当に褒めてりゃいいんのでしょうか?この部長が嫌いでここを出る決心をしたのも1つの理由であるが。あまりに適当ヤローでうんざりした。こういうと女性幹事に悪いが、この送別会はやたら時間のムダだったと思う。

あの~、PJEにJoinということは、いろいろと気を使うところもありますので、
公式にはちょっと遠慮させて頂きます、とF嶋さんでした。

F谷
> ありがとうございます。
> 本日は、PJEの方で壮行会の予定です。
>
> こちらにjoinしますか?
>

>> HIRO>>
>> F嶋さんより今晩3人でどうですか?とのことです。
>> ひょっとして連日ですか?
>>
>> F>>
どうでもいいけど、今晩空いてますかって、笑えた?!

昨夜は商社Dが送別会を開いてくれた。

ウラ事情は十分理解していたが、餞別まで用意する周到さにY野氏の影を感じる。口封じのつもりだろうか商社の恐ろしさを知る。大丈夫だよ、俺は誰にも言わないからってのりなんだけどさ。


そんなウラ事情とは別に、今回は、いつもと違った面子でどこか新鮮でそれはそれで楽しかった。資材部の女の子も来てくれたし、今年は何度も行ったヒューストンで面倒を見てやったTが本社採用になってうれしかったし。

なんだかんだ秋大縛りでくくれちゃうのに笑えるし。業界狭し。されど秋大。


帰る方法が同じだったのが嬉しかったので資材部の女の子を送って行った。池尻を過ぎたころ、確かに帰る方向は同じなんだけど、距離が違うことに気付く。まあ、せっかく来てくれたのだからこのくらいと思うことにした。


二子玉まで送って電車で帰った。ところが急行に乗ってしまったようで三茶で降りた。この時間、次の電車が来るまで10分くらい待つことになったので、三茶からタクろうと思って246に出た。何気にケータイを見たら、悪友からの着信履歴があったので電話。偶然にも三宿にいるとかいうので、歩いて三宿まで行く。


行きなれたこじゃれたBARに入る。悪友が3人いた。なんだお前らかよって感じで1時間くらい飲んで、明日も会社だしってことで帰った。なんかいろんな展開になった1日だった。これはこれでよしだ。



協定書にしたがって、今後の連絡先を弁護士に伝える。

俺は犯罪者か・・・・。