北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら
煉瓦造りの独居房です。

独居房には、窓がなく、扉は二重、しかも煉瓦の壁の厚さは、40cm以上。
刑務所の規則の移り変わりにあわせ「懲罰房」「鎮房」「保護房」と
呼び名も変わったそうです。

その横に無造作に置いてあったのは、網走刑務所の外壁の一部です。

網走刑務所では、明治時代末期より、本州の監獄から煉瓦造りの技能を
持った囚人を受け入れて煉瓦を焼き、出来上がった煉瓦を使い、塀や門、
倉庫、独居房などの様々な施設を造りました。

囚人を見張る所、哨舎は所内に8か所設置されていました。
ここに移築した哨舎は昭和60年頃まで実際に使用されていたものです。

現在の網走刑務所は「釧路監獄署網走囚徒外役所」として開設。
その後「網走囚徒宿泊所」と改称され、明治二十四年には、
「釧路集治監網走分監」→「北海道集治監網走分監」と改称し、
独立した集治監となります。

創建当初の木造の門

明治三十六年(1903)「網走監獄」と改称。
大正11十一年「網走刑務所」と改称されました

囚人の食事を試食することのできる食堂


つづく