~北へ~(307)45日目① 摩周湖第一展望台 | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。

 
             北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら





45日目、最初に向かうは摩周湖。
再挑戦です。



本日は、第一展望台に行ってみることに。



今日は見ることが出来ました。



低く垂れ込めた雲が湖面に写り、雲海のようにも見え、
少し明るくなると青み掛かり、神秘的です。



アイヌ語で「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」という摩周湖、



その南東端にそびえる「カムイヌプリ/神の山」
(摩周岳・標高857m)の頭は雲の中です。



       

カムイシュ島も良く見えました。



「カムイシュ」とはアイヌ語のカムイ/神 +シュ/老婆の意といわれ、
アイヌの伝承から名付けられています。
宗谷のコタン/集落同士がイヨマンテ/熊祭の夜に争い、一方のコタンは敗れほとんどが殺されてしまう。敗れたコタンの老婆とその孫は命からがら逃げるが、逃げる道中で孫がはぐれてしまう。老婆は孫を探しながらさまようが見つからず、カムイトー(摩周湖)付近までたどり着く。老婆はカムイヌプリ(摩周岳)に一夜の休息を請い、許される。が、悲嘆にくれ疲労困憊した老婆はそこから動けず来る日も来る日もそこで孫を待ち続け、とうとうカムイシュ島になってしまった。いまでも、摩周湖に誰かが近付くと老婆は孫が現れたかと喜び、うれし涙を流す。この涙が雨であり霧であり吹雪なのである。
-アイヌの口承文学であるユーカラより









                              つづく