北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら
納沙布岬から温根元漁港を挟んだ先に
根室半島チャシ跡群・ヲンネモトチャシ跡はあります。
チャシ跡から見るとあの展望塔が見えました。

年季の入った看板に「大丈夫か」と思いながら登城開始です。

少し歩くと新しい看板が。

国指定史跡 日本100名城 根室半島チャシ跡群
「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味し、砦、祭祀の場、見張り場など多目的な用途で使われていたとされます。
北海道内でチャシ跡は500ヶ所ほど確認されており、根室市内には32ヶ所のチャシ跡が残り、うち24ヶ所は「根室半島チャシ跡群」として国指定史跡に指定されています。また、平成19年には日本城郭協会が定める日本100名城のひとつ(お城番号1番)として選定されました。
根室市内のチャシ跡が築かれた正確な年代は不明ですが16~18世紀頃とされています。
根室市内のチャシ跡は、海を臨む崖上に、半円形や方形の濠を巡らせた「面崖式」(めんがいしき)のチャシ跡が多く、濠を組み合わせた大規模なものが多いことで知られています。
現在、見学先として整備されているのはノツカマフ1号・2号チャシ跡とヲンネモトチャシ跡の2ヶ所です。
-根室市観光協会Webより

草むらの中の道を進むと、ここがチャシ跡である証の標柱がたってました。
そして、説明板。

ヲンネモトチャシ跡は、温根元湾の西岸に突出した岬の上に盛土をして、壕で区画し、盛土頂上に平坦面を2ヶ所作り出しています。
温根元漁港から側面を見ると「お供え餅」のように見え、形の良好なチャシ跡として知られています。
近くには、約1,500年前のオホーツク文化期の竪穴住居もあ
り、この湾が古くから人々に利用されてきたことがわかります。
-案内板より
先に進むと、頂上部が平らな盛り土が見えてきました。

左手にはもう一つの盛り土があります。

更に近づくと周りは堀のようになっているのが確認できました。
(堀底から盛り土上部までは2m程か。)

先端 何故か?看板の「ヲ」が「オ」になっている

来た道を振り返ると堀切があるのを見て取れます。

これで2つ目のチャシ。
チャシの良さが分かるには、まだまだ学習が足りないな。
つづく