北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら
岩木山の南東麓にに鎮座します「岩木山神社」に参拝しております。

中門(四脚門、切妻造、とち葺形銅板葺)元禄七年(1694)建造


中門前の狛犬

「北門鎮護」と記された扁額

桃山時代の様式を思わせる色とりどりの絵様彫刻がみられます。

拝殿(桁行5間、梁間5間、入母屋造平入、とち葺形銅板葺)
寛永十七年(1640) 三代藩主・信義の再建

昔から農漁業の守護神として、津軽の開拓の神として、地元の人々の
祖霊の鎮まるところとして、親しまれてきたので、米俵が掲げられてます。
ご祭神
顕国魂神(うつしくにたまのかみ)-大国主神
多都比姫神(たつびひめのかみ)-宗像三女神の湍津姫神
宇賀能売神(うかのめのかみ)
大山祇神(おおやまつみのかみ)
坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)
5祭神をまとめて岩木山大神(いわきやまおおかみ)と称します。

弘前城の西側にあたる岩木山神社の拝殿屋根には西の守り神である
「白虎」が彫られています。この白虎の目は、弘前城の方角を見つ
めているとのことです。
楼門前の昇り降り狛犬?は犬ではなくこの白虎かもしれません。

由緒
宝亀十一年(780)、岩木山山頂に社殿を造営したのが起源とされ、
坂上田村麻呂が延暦十九年(800)に山頂社殿を再建し、十腰内に、
下居宮(おりいのみや=麓宮)を建立して、山頂を奥宮とした。
寛治五年(1091)、神託によって、十腰内から、岩木山東南麓に遷し、
百沢寺と称したのが起こりとされます。
明治の神仏分離により寺院を廃止し、津軽総鎮守・岩木山神社とされました。

奥門と本殿(三間社流造銅瓦葺。全面黒漆塗。)元禄七年(1694)建立

残念ながら修繕中の為、覆いが掛かっていて屋根部しか見えませんが、
色とりどりの絵様彫刻が施されてます。
社殿の右手奥の境内社


白雲神社(白雲大龍神社)狛犬

白雲神社 ご祭神:多都比姫神荒魂


津軽国一之宮 岩木山神社 御朱印
つづく