北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら
「キリストの と言われている 墓」の謎を解明すべく
洋館(伝承館です)に向かいました。
キリストにまつわる野草が(植えられて)生えてます。

まさに月刊「ムー」 ピラミッドが出てきました。


やはり重要施設か。入口には複数の警備(?)が立ってます。

よく見ると顔がありません。妖怪?(ではなく、観光地のお約束)

またもや、解読不可の文字(明らかに英語です)と(当たり前だが)
横から読むと意味不明な日本語が書かれた板(普通の説明板)が。
入場料?を払い、館内へ突入。

重要機密が含まれている(?)からか、館内は撮影禁止でした。
*以下の””部分は館内解説文の要約です
”旧・戸来村(現・新郷村)キリストの墓は、新興宗教 教祖・竹内巨麿が来村し、長方形の盛り土を見て「十来塚」とし、その後に公開した古文書(と本人が言っている「竹内文書」に「イスキリス・クリスマス」の遺言があるとする。”
ここからキリスト伝説が始まると、色々な人が調査検証する様になり、
色々な根拠(こじつけ?)が出てきます。
”キリストに縁のある風習
戸来村に伝わる踊りでは「ナニャドヤラー ナニャドナサレノ ナニャドヤラー」と謡う。意味不明な言葉ですが、神学博士・川守田英二はこの歌詞を古代ヘブライ語であるとして、
「御前(おんまえ)の聖名を褒め讃えん
汝の毛人を掃蕩(そうとう)して
御前(おんまえ)の聖名を褒め讃えん」と訳し、旋律も古代ユダヤで歌われてきたものとそっくりだ。すなわち神をたたえる歌詞にユダヤの節。
但し川守田博士は、キリストの墓とナニャドヤラの関連は否定してようです。
また「ナニャドヤラ」は戸来村だけで歌われているものではなく、青森から
秋田一帯に伝わる盆踊りの歌。しかし、戸来村だけテンポが遅く他とは違う。
一方、民俗学者の柳田国男はこの唄はヘブライ語ではなく、
「なんなりとおやりなさい
なんなりとなされませんか
なんなりとおやりなさい」という異性に呼びかける歌であるとした。”
”墓を代々守ってきた坂口家
キリストの墓(?)を守っていた墓守・坂口家の家紋が、ユダヤの紋章たる「ダビデの五芒星」に酷似していること。しかし、ダビデは六角形に対して坂口家は五角形です。これは、あまりに恐れ多いと坂口家の祖先が五角形にした。との説があります。
また、坂口家の現当主の父親は「目は青く、目鼻立ちは日本人離れしていた」と村の老人たちは言います。これは、日本に来たキリストが子供をもうけ、その女の子が嫁いだ先が坂口家であるからと伝わります。”
坂口家の家紋のレプリカが展示されてましたが、どう見ても
「桔梗紋」にしか見えませんでした。
米国の解剖学では、イエス・キリストという人物は「青い目で金髪の白人で
はなく、黒い目、黒髪の東洋人のような容姿だった」という研究データがあ
るそうです。もしそうなら現当主の父親とは容姿が似ていません。
白内障か何かで目が白く濁り、本物の青い目を見た事のない老人が、青い目
と言っていたのかもしれませんね。
”戸来村の風俗、習慣
このあたりの地名・戸来(へらい)は、ヘブライが訛ったもの。また、父親をダダ、母親をアバと呼ぶ。これはアダム、イブが訛ったものとされる。
生まれて間もない子供を外に出すときは額に十字を書き、子どものチャンチャンコにはダビデの星によく似たマークを縫いつける。いずれも魔除けの為と古くからの習慣となっている。”
この様なパネルの他に竹内文書がパネル展示され、テレビ画像には、
村の紹介とキリスト祭りの模様が映し出されておりました。
キリスト祭りYouTube動画 →こちら

「新郷村キリストの墓」は、キリスト教にとっては、とんでもないモノだと思い
ますが、日本にユダヤ、パレスチナの人が来ていたのは、平安時代の書物
に残っていますので、何らかのキリスト(教)文化が新郷村に伝わり、今なお
残っていても、不思議な事ではないですね。

再度、「キリストの と言われている 墓」に手を合わせて次なる地へ。
つづく