北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら
奥州藤原氏、仙台藩伊達家などの武家からの崇敬も厚い
「鹽竈神社」に参拝しております。

参拝を終え、境内を見てみました。

文治の燈籠
文治3年(1187)に和泉三郎忠衝公(藤原)より奉納された鉄燈。
芭蕉もこの前に立ち、
”神前に古き宝灯あり。鉄の扉の面に「文治三年和泉三郎寄進」とり。五百年来の俤、今目の前に浮かび手て、そぞろに珍し。
かれは勇義忠孝の士なり。佳名令に至りて慕はずといふことなし。まことに「人よく道を勤め、義を守るべし。名もまたこれに従ふ」といへり。”
と奥の細道に綴りました。

撫で牛


長明燈(左)
仙台藩御用の米商人大阪升屋山方重芳の寄進である。重芳を育てた番頭山片蟠桃は「夢之代」を著し、近代合理主義の先駆となった大学者で、差米検査を無料で引き受ける代わりに、抜いた米をもらい、米札藩札で米を買い上げ、現金は大阪で利を生ませる妙策を用い、藩の財政危機を救った。共和3年(1803)御影石で作り、大阪から大船で運んできたこの大燈籠は、当時の升屋の全盛を偲ばせる。-説明書より
銅鐵合製燈籠(右)
文化6年(1809)伊達9代藩主・周宗公が蝦夷地警護の凱旋ののち奉賽として寄進した燈籠。製作には仙台の鋳物師早井義幹・大出治具・田中清直のほか、田茂山(岩手県奥州市)の及川庄七らも棟梁として関わったとされる。塩竃市指定文化財-説明書より




奉納額

陸奥国一之宮 鹽竈神社
志波彦神社 御朱印
東神門をぬけ、お隣に鎮座します「志波彦神社」へ向かいます。

つづく