~北へ~(123)14日目⑨ 新宮熊野神社Ⅰ | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。


             北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら





観光案内所のラーメン神社の次は、本物の神社、
「新宮熊野神社」に参拝にあがりました。



新宮と称していますが、紀州の熊野三山(本宮、新宮、那智)
すべてを祀っております。

     
 
創建は、天喜3年(1055)前九年の役の際、源頼義が戦勝祈願のために
熊野堂村(福島県会津若松市)に熊野神社を勧請したのが始まりである
といわれ、その後、寛治3年(1089)後三年の役の時に頼義の子・義家が
現在の地に熊野新宮社を遷座・造営したと伝わります。

            

                       

        
    狛犬  昭和27年9月25日建立。   古川偀太朗(塩川)作


 熊野神社長床(ながとこ)拝殿:重要文化財
 長床前の大イチョウは高さ30m・根本周り8.1m・樹齢は600年

       
 寄棟造、茅葺
平安時代末期から鎌倉時代初期に建立(形式・技法から推定)
慶長16年(1611)に大地震で倒壊し、同19年(1614)に旧材を用いて
再建されたが、かつてのものよりも一回り小さいものとなる。

    



昭和38年(1963)に国の重要文化財に指定され、同49年(1974年)解体修理
復元工事をへて、かつての姿に復元されました。

  

長床の平面は、間口9間(約27m)・奥行4間(約12m)の長方形で、直径1尺5寸
(45.4cm)の円柱44本が10尺(3.03m)の間隔で10列×5列に並び、柱間は
すべて吹き抜けで壁はありません。

 

柱上には平三斗(ひらみつと)の組物が置かれ、中備(なかぞなえ)には
間斗束(けんとづか)が用いられているなど純然たる和様建築であります。

       


      


   



               




                              つづく