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福島県喜多方市に鎮座します、新宮熊野神社に来ております。


熊野三社本殿
長床の裏手、石段の上に玉垣を廻らせて三殿が均等に並んでいます。

正面が新宮、向かって左に那智、右に本宮が鎮座しておりました。


那智山飛龍権現


本社新宮証誠殿


本宮十二社権現
(三社とも、間口1間、奥行2間、妻入、向拝付、熊野造り)


長床に隣接して建つ、「文殊堂」「鐘楼」
(銅鐘は福島県内で最も古く貞和5年(1349)造)
残念な事に明治の初め、廃仏毀釈のあおりを受けて他の神社と同様
多くの仏像や文化財が失われました。

残った仏像などは、神社に隣接する宝物殿に保管されております。


木造文殊菩薩騎獅像
像高116.4cm、獅子まで含めた高さは287.4cmある。インドから砂漠を渡り、文殊菩薩の住処と考えられた中国の五台山に行く姿を表している。脚部や両手、獅子の頭部などは江戸時代の修理により補われたものであるが、他は当初(平安時代)の姿を伝える。-案内板より

木造不動明王、二童子像(江戸時代初期の作)
この他にも国の重要文化財に指定された「銅鉢」などの
貴重な物が展示されていました。
現在は神社近辺の住民で結成された保存会によって
維持管理されているそうである。有り難い事です。

新宮熊野神社 御朱印

つづく