北関東・東北・北海道・上信越 編 ~北へ~(1)1日目①は、→こちら
足利氏館・鑁阿寺の境内を見ております。
御堂(経堂)の裏手には「御霊屋」と「大酉堂」が建っております。



御霊屋
概要:御霊屋の当初の建物は鎌倉時代に建てられたそうですが、現在にものは江戸時代に11代将軍徳川家斉が寄進したもので、正面に神門(棟門、柱間2.2m)を設け周囲を瑞垣で囲んでいます。敷地内には入母屋、銅板葺き、桁行5.7m、梁間3.88mの拝殿とその背後には一間社流れ造り、銅瓦棒葺きの本殿が鎮座しています。御霊屋の外壁は朱色で着色し彫刻部は極彩色で彩られ本殿には源氏の祖神を祀り、社殿背後には足利義康と足利義国の墓碑が建立されています。鑁阿寺御霊屋は江戸時代に建てられた数少ない霊廟建築の遺構として貴重な事から昭和56年(1981)に栃木県指定重要文化財に指定されています。


大酉堂
概要:大酉堂は元々室町時代に建てられた足利尊氏御霊屋で寛政2年(1790)や明治5年(1872)に描かれた伽藍配置図でも記載されていました。明治時代に入ると尊氏が天皇政治を打破し武家政権を樹立した逆賊との見方が強まり御霊屋で祀っていた木像尊氏像を本坊に移し大酉大権現を本尊としました(逆に建武の新政に尽力した楠正成や新田義貞などは神として祀られた。)。現在の大酉堂は大正6年(1917)に大改修したもので入母屋、瓦葺き、桁行2間、正面に向拝が付いています。
大酉堂の右隣りには、

出世稲荷(足利氏居館の屋敷稲荷)


鑁阿寺本坊


鑁阿寺 御朱印 日本100名城スタンプ
足利氏館(15)
城址としては、物足らないような気がしますが、同時に国宝の本堂はじめ
多くの貴重な建築物を持つ鑁阿寺にお参りもできますので良き登城でした。
朝から動き回り腹が減りました。
知人から教えてもらった店に行くも、

つづく