昨日御茶ノ水にある大学病院が主催の
「がんを考える」市民公開講座に参加しました
大学病院が主催の市民公開講座は一般的ですが
こちらはCNJさんが協力されておられるので
他とは少し違う感じがあります。
今年のテーマは「がん治療とQOL」
QOLはご存知の通り「生活の質」ですね
がんという病気を治す為に治療を受ける
と、がんによる症状は軽減するものの
治療（主に化学療法）によって発生する副作用によって
今までの生活が大きく崩れてしまい治療が嫌になって
しまうことがあります
でも、それは贅沢な悩みと思えてなかなか主治医には言いにくい
もしくは
伝えても辛さを理解してもらえない（副作用はあたりまえ
）
という話しは患者さんからよくお聞きします。
ま、これはがん治療だけに関わらずと思いますが
化学療法の副作用はそれなりなので・・・・
講演は色々な切り口で深堀されていましたが
総論的には・・
患者さんお一人おひとり価値観、感覚、生活背景が違うので
ご自身にとって何を優先したいか、何を大事にしたいか、
を医療者に話して欲しい！
と言うこと。
そうすれば、可能な限りその部分を守れる治療方針を
提案できたり、ケア方法を伝えられると
医療者さんも考えてくれているとは思うのですが
あの短い時間で患者背景まで頭に入れるのは無理だし
もちろん、こちらも話したい気持ちは満々なのですが
聞かれたことに応えるだけの時間しか与えられていない
とも思います。
でも
こんな風に市民公開講座の壇上で言ってくださる
時代になったんだなぁと、医療現場の変化を感じた
瞬間でした
とは言え、
雰囲気を感じるだけでなく、実感できる時代が
一日も早く来ることを期待します
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