上差し 2024年8月14日(水)に訪れた国立西洋美術館で開催されている『内藤コレクション写本 - いとも優雅なる中世の小宇宙』の入場券(1700円)で常設展示室の絵画も鑑賞することができるというので、

 

 

 
 

下差し 『西洋版画を視る - リトグラフ:石版からひろがるイメージ』で展示されている絵画も鑑賞してきました。

 

※ やっぱりね、『内藤コレクション写本 - いとも優雅なる中世の小宇宙』の展示室とは異なり宗教的にマニアックな人々が集まる展示室ではないのでね、残念ながら 『西洋版画を視る - リトグラフ:石版からひろがるイメージ』の展示室は猛暑の為か来場者全員の蒸れた靴の臭いと酸っぱい汗の臭いが充満していて気分が悪くり、私は逃げるようにさっさと退室しました。別に非キリスト教の日本人たちが醜くて臭い奴ばかりだとか言う差別的な意味合いはないですけどね。

 

 

下差し 「プルチネッラ」というのは、「イタリアの伝統的な風刺劇コメディア・デラルテに登場する道化師である。高い鼻と太鼓腹、白い服とは対照的な黒いマスクを外見的特徴とする。」とWIKIに書かれてありました。

 

 

下差し 私が趣味でプレイしているコントラクト・ブリッジでは道化師というかジョーカーは使用しませんが、何となくジョーカーって可愛いので好きですね。

 

 

下差し 日本人の方であれば、どなたでもご存知のアンリ・マリー・レイモン・ド・トゥールーズ=ロートレックの「写真家セスコー」がありました。

 


下差し 自分が知っている絵画があると嬉しいですよね、その瞬間だけ蒸れた人間の体臭が充満していた展示室に居ることを忘れることができました。

 

 

下差し ダンテ・ガブリエル・ロセッティの「愛の杯」もありました。

 

 

下差し このピエール=オーギュスト・ルノワール の「帽子の女」は、何故かとても懐かしく感じます。確か・・・、私が子供の頃から何処かに飾ってあった絵なんですよね。私が小学生の頃に通っていたピアノ教室の壁に飾られていた記憶がありますね。

 

 

下差し これは、キリスト教の復活祭が終わってしまったのであれですが、イエス・キリストが十字架に磔にされて息を引き取った後に十字架から下された際のシーンです。

 

 

十字架 ルカの福音書23章44節にあるのが、「その時です。正午だというのに、突然、あたりが暗くなり、午後三時までそんな状態が続きました。 45 太陽は光を失い、神殿の幕が、なんと真っ二つに裂けたのです。 46 その時イエスは、大声で、「父よ。わたしの霊を御手におゆだねします!」と叫んで、息を引き取られました。」です。そのシーンですね。

 

 

下差し このカルロ・ドルチの「悲しみの聖母」も好きな宗教画の1つです。新潟県の実家にもこの小型の絵が飾ってありました。

 

 

十字架 この絵の何が好きかというと、基本的には聖母マリアのベールは水色か青色で描かれることが多いんですよね。何故かと言うと、ルルドの聖母のベルト(帯)が水色だからだと思うんです。

 

 

下差し 一応、別のサイトからの情報によると、「聖母マリアのアトリビュート(attribute)としては、天の真実を意味する青色のマント(ヴェール)、純潔の象徴としての白百合(おしべのないユリの花)、神の慈愛を表す赤色の衣服が代表例として挙げられ、聖母マリアの象徴として数多くの西洋画に描かれている。」とのことです。

 

 

下差し こちらは、フランシスコ・デ・スルバランの「聖人ドミニクスドミニクス・デ・グスマン」です。かなり大きな絵でした。

 

 

下差し 説明書きにあるのは、「ドミニコ会修道院の創設者で13世紀初めの聖人ドミニクスの肖像です。脇の犬は松明を咥えており、その端に火が灯っていることは、聖人の背後に仄かな光の広がることから確認できます。」です。

 

 

 

※ やっぱり、聖人ドミニクスドミニクス・デ・グスマンが描かれる際には、同時に白黒の薪を咥えた犬が描かれており、迷える羊を主人の牧場に連れ戻す犬の役目を果たす意味があるとのことです。

 

 

下差し グエルチーノ(本名ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ)の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」で、どちらも旧約聖書の『サムエル記上』 (13章-17章) に登場する人物です。

 

 

下差し これは、とても可愛いロレンツォ・レオンブルーノ・ダ・マントヴァの「キリスト降誕」です。

 

 

下差し これも有名ですね、15世紀フィレンツェ派の「聖ヴェロニカ」です。

 

 

 

 

十字架 聖ヴェロニカのアトリビュートとして聖骸布が描かれます。

 

 

下差し 在日ウクライナ正教会にありそうなイコンです。アンドレアス・リゾスの「イコン:神の御座を伴うキリスト昇天」です。

 

 

下差し フランドルの画家、ヨース・ファン・クレーフェの「三連祭壇画:キリスト磔刑」です。

 

 

十字架 因みに、日本人の非キリスト教徒の方々でご存知の方もいらっしゃると思いますが、基本的には三連祭壇画(祭壇画)と呼ばれる絵画はカトリック教会の祭壇に飾られるものです。三連祭壇画の他に二連祭壇多翼祭壇画(アルターピース)もあります。

 

(画像提供:ルーベンス 代表作 キリスト昇架 アントワープ 聖母大聖堂 三連祭壇画

 

下差し ジョルジョ・ヴァサーリの「ゲッセマネの祈り」です。WIKIからの情報によると「マタイによる福音書」 (26章36-46)、「マルコによる福音書」 (14章32-42)、「ルカによる福音書」 (22章39-46) によれば、「最後の晩餐」の後、イエス・キリスト使徒ペテロヤコブヨハネを連れ、オリーブ山の麓にあるゲツセマネの園へ向かう[3]。到着すると、キリストは弟子たちに「起きて祈るように」命じてから、1人少し離れた場所で懸命に祈った。彼は自分が処刑に処せられることを知っており、神の意志のままに従うことに決めていたのである。キリストが祈る間、3人の弟子たちは誘惑に負けて、眠り込む」です。

 

 

下差し マリオット・ディ・ナルドの「聖ステパノの遺体を運ぶ航海/聖ステパノと聖ラウレンティウスの遺体の合葬」です。

 

※ こちらも三面屏風スタイルの祭壇画です。

 

 

下差し 初期キリスト教時代の聖人である聖ステパノの物語が描かれています。私が所属していたカトリック広坂教会にイタリア人カルメル会士のステファノ神父さまがいらっしゃった頃を思い出しました。