上差し 2024年6月1日(土)、大学時代の恩師である田村光彰先生と共に午後6時から中村町善隣館で行われた「韓国忠清道禮山群 月進会来訪団歓迎会」に参加しました。

 

現在、石川県教職員組合のシンクタンクである「いしかわ教育総合研究所」の所長を務める傍ら、明治時代に金沢市内にある三小牛山で銃殺刑に処された韓国人の活動家尹奉吉氏(ユン・ポンギル)のご遺族の方々を日本に招待して交流会をしておられます。

 

 

上差し 私が金沢市内の大学に通っていた頃からそうでしたが、いつも田村光彰先生と行動を共にしていると色々なことについて勉強させて頂くことができるので感謝です。

 

 

下差し 今回は、明治時代に金沢市内にある三小牛山で銃殺刑に処された韓国人の活動家尹奉吉氏(ユン・ポンギル)のご遺族の方々が、韓国の忠清道禮山から来日されました。日本で使用されている漢字に変換すると「忠清南道礼山郡(チュンチョンナムド イェサングン)」となるようです。

 

 

下差し 恐らく、日本では余り知られていない韓国の地方都市ですが、ご興味がおありの方はWIKIからの情報をご参考になさって下さい。

 

(画像提供:WIKI 礼山郡(イェサンぐん、れいざんぐん))

 

下差し こちらの白黒写真に写っているのが、その当時24歳で処刑された韓国人活動家の尹奉吉氏(ユン・ポンギル)です。手向けられた花束の上に「会長 尹汝斗」とありますが、そのご遺族の代表の方と思います。

 

 

下差し 2024年5月31日(金)、ご遺族の会長 尹汝斗氏率いる月進会訪問団27名が金沢市に到着された後、野田山墓地にある尹奉吉氏(ユン・ポンギル)の暗葬之跡にも行かれたようです。

 

 

下差し そして、私の大学時代の恩師である田村光彰先生をはじめとする活動家の方々が手料理を持ち寄り歓迎会が行われました。

 

※ 一応、私もポットラック式交流会が開かれることをお聞きしていたので、東京土産の菓子箱2箱(18個入り2箱)を提供しました。しかし、総勢50人ほどの方々がいらっしゃいましたね。

 

下差し まず、金沢市議会議員の森かずとし氏のご挨拶から始まり

 

 

下差し そして、田村光彰先生の開会の挨拶で歓迎会が始まりました。その横で右手を上げていらっしゃる女性は通訳の方です。

 

 

下差し その日のお昼休憩にご一緒に金沢市役所の隣りにあるカレー専門店『金澤ななほしカレー』で食事をして下さった活動家の女性もいらっしゃいました。

 

 

下差し 田村光彰先生が私に・・・「ちょっと渡したいものがあるんだけど。」とおっしゃっていました。

 

 

下差し すると、その私に手渡したいものというのが、こちらの田村光彰先生が書かれた著書「抵抗者 - ゲオルク・エルザ―と尹奉吉」でした。また、読み終わり次第お伝えします。

 

 

下差し ご興味がおありの方は、是非、AMAZONでお買い求め下さい。

 

 

下差し そして、こちらの新聞記事も付けて下さいました。この記事にあるのが、「... エルザ―はドイツで「勇気ある抵抗者」として高校の歴史教科書に掲載されるなど、ドイツの戦後の反省の1つでもあるが、日本では尹の名や、日本の治安維持法が朝鮮でより過酷に適用された事実を知る人は少ないと指摘。「弾圧下で戦った朝鮮、満州(現中国北東部)などの独立運動が着目されない。祖国の独立のために命をかけた尹の行動は世界の独立運動に大きな意義がある」と評価した。」です。

 

 

 

※ 個人的にも、2024年5月2日(木)の記事「映画『オッペンハイマー』を観てアメリカ人の「ざまあみろ」の気持ちが理解できた」にも書きましたが、戦後の日本では軍国主義について教えられることはなく広島市と長崎市に原爆が投下されたのは全てがアメリカ軍のせいだと教え込まれている風潮があります。あの原爆が投下された日、日本軍の憲兵隊によって広島県内に住む西洋人全てを山奥の帝釈峡に集めて銃殺する計画がありました。しかし、アメリカ軍によって投下された原爆によって日本の憲兵隊に殺されるはずだった私の恩師であるドイツ人司祭のクラウス・ルーメル神父さまが助かったのです。勝てるはずがないと最初から分かっていた戦争を狂信的に続けていた日本の軍国主義を止めるには原爆を投下して日本人を黙らせるしか方法がなかった訳ですが、戦後の日本人はそれを知らないですからね。アメリカ軍に責任転嫁していると言えるのではないかと思います。

 

 

上差し そして、こちらの活動家の女性(元教師)もそれに関連して署名活動をされていました。

 

 

日本の義務教育課程で使用されている社会(歴史)の教科書で子供たちに教えていることは安倍政権で都合のいいように改定された内容だということで石川県以外の都道府県では既に使用を止めたということですが、石川県ではまだ使用を続けているとのことで、その使用を止めるよう石川県当局に願い出る為の署名活動をしていらっしゃいます。私も署名しました。

 

 

下差し 韓国人チームからの差し入れを頂きました。韓国語が読めませんが、英語で「seasoned laver」とあり「味付け海苔」ですね。

 

 

下差し 日本人活動家の方が本格的なキムチを手作りしてきて下さったようです。握り寿司などもありました。

 

 

下差し この日の為に、この日韓交流会の為に1か月ほど前から仕込まれたのだと思います。有難うございました。

 

※ 私はお客さんではないので、どの手料理も食べていませんが。。。

 

 

下差し こちらは、石川県の郷土料理である笹寿司です。

 

韓国にも「キムパッブ(キンパ)」というシャリをゴマ油で和えて海苔で巻いた巻寿司がありますが、こんな日本にしかないお寿司もいいですよね。

 

 

下差し 料理が苦手な男性スタッフの方も果物を切って並べて持ち寄って下さったようです。

 

 

下差し 韓国や日本とは関係のないスペイン料理のパエリア、各々のスタッフさんが得意料理を披露して下さいました。こんな手の込んだ料理って素晴らしいですね。

 

 

下差し さっぱりと口直しにサラダも必要ですよね。

 

 

下差し やっぱり、こちらにも石川県の郷土料理である「ベロベロ」という和風出汁に寒天を溶かして煮詰めてから卵を流し入れて作る掻き卵の寒天もありました。

 

 

下差し これは、韓国料理のポッサムですかね?豚の皮がついている肉なので、日本の焼き豚とは少し違います。その真ん中には辛そうなジャンもありました。