2023年11月17日(金)、午後1時半にオランダ人哲学者であるマックス・ベルクへゲ氏(Dr. Max Berghege)にお会いし、ルカ神父さまの自叙伝を出版することについて話合いました。明日の午前11時にオランダに帰国されるということです。

 

マックス・ベルクへゲ氏が来日されたのが2023年11月5日(日)ということでもう既に12日が経ちました。しかし、ルカ神父さまが6日に急病で入院されてから直接会ってインタビューすることができず大丈夫かな?と心配していましたが、六本木にあるフランシスカン・チャペル・センターの図書館で下調べをされていて準備万端という感じでした。やっぱり、物書きのプロは違うな~と思いました。

 

 

只、一つだけマックス・ベルクへゲ氏が知りたかったのはルカ神父さまのご性格というか、ルカ神父さまがどのような人間性をお持ちの方なのかを知りたくて私を呼び出して下さったようでした。そして、京都フランシスコの家で過ごした時代のこともお話させて頂きました。

 

 

今回の日本での旅でマックス・ベルクへゲ氏は六本木に滞在されているようでしたが、私の都合の良い場所を選んで下さいとおっしゃったので表参道で集合することになりました。

 

 

個人的には、コロナが流行する前は毎月のようにユダヤ系ドイツ人のお友達であるナタリー先生が青山周辺にある(国連大学の裏)東京ウィメンズプラザで「ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの健康道場」のセミナーを主催され、私は毎回必ず参加していました。しかし、そんな慣れ親しんだ表参道もコロナ後には倒産するお店も多く街並みがすっかり変化してしまっていました。でも、すっかり変化したからってガッカリしている訳ではなく、以前よりもオシャレになり次回は一人で入ってみようと思うお店もありました。

 

 

このブラジル産のコーヒー、美味しかったです。マックス・ベルクへゲ氏がご馳走して下さいました。ヨーロッパ人男性でこうして飲食代を支払って下さる人って珍しいです。ちゃんと良い家庭で育てられた方なんだな~と思いました。有難うございました!

 

 

そして、日本のお土産をプレゼントするつもりで私の手作りアドベント・カレンダー(折り紙入り)と千歳飴4本、水色のチョコレート、ネコのエサ(アリスちゃん)をお上げしました。

 

 

下差し こちらが、私の手作りアドベント・カレンダーです。しかし、申し訳ないことに、私が一番得意とする「かたつむり」の折り紙が中途半端な状態で入っているのです。かたつむりの甲羅を開かないまま入れておきました。ご自分でやってみられても楽しいかなと。

 

 

 

下差し こちらが博士号論文を書く際に「The Daiwa Angelo-Japanese Foundation(大和日英基金)」から奨学生として2人選ばれた際のインタビューです。この「The Daiwa Angelo-Japanese Foundation(大和日英基金)」というのは研究費として230万円(1年間)を4年間支給される奨学金のようです。かなり優秀な方だということが分かります。

 

 

下差し 何だか、初日にカトリック佐久教会でお会いした際に只者ではないオーラを発していらっしゃいましたのでネットで検索したところ、以下の博士号取得の際の論文が出てきました。

 

全て英語が書かれているものの、私も興味がありましたので28ページまで読んでみました。マックス・ベルクへゲ氏のご専門は哲学なので色々な哲学者の思想を適応してポケモンGOがこの世界に存在する理由などが書かれてありました。最近では「ポケモンGO」でなくてもAIなど非現実的な世界が存在するようになりましたけどね。この論文を仕上げるのに4年かかったそうです。

 

たった28ページしか読んでいませんが、色々な哲学者の名前や新しい英単語を学ぶ事ができました。有難うございました!

 

(画像提供:Twilight of Virtualities: Imagining and Playfulness in an Ambiguous Virtual Reality)

 

2023年11月16日(木)には六本木にあるフランシスカン・チャペル・センターの図書館でルカ神父さまとゲラルド神父さまが北海道にやって来た当時のことが書かれた文献を見つけて作業していらっしゃったようです。そして、私にもそこに行ってその文献を読むように勧めて下さいました。やっぱり、プロって行動力があるなと思いました。とても良い刺激になりました。

 

何て言うんでしょう?このマックス・ベルクへゲ氏って男性としてもステキな方ですが、恋愛対象を越えて「私もこのような人間になりたい!」と思わせて下さる方ですね。こんなカッコいい研究者になりたいと思わせてくれるような憧れ的な存在です。その感覚って今から20年前くらいに赤尾光春教授に出会った時のような感覚に似ています、「私も赤尾光春教授のような何でも知っているユダヤ教のプロになりたい!」みたいな感覚ですね。人間として尊敬できる存在って最強じゃないでしょうか?

 

そして、今日、新しい目標が見つかりました。ルカ神父さまとゲラルド神父さまの自叙伝を書き終えたら、ライフワークとして私の洗礼代母であり聖霊会のドイツ人修道女でもあったシスター・エーデルガルトとその仲間たちが戦後直ぐに船で来日して聖霊病院を立ち上げるまでの物語を書いてみようかなと考えています。新約聖書のペトロの手紙4章10節「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神の様々な恵みの良い管理者としてその賜物を生かして互いに仕えなさい。」とあるように、人間は神さまから受けた特技を生かしてこの世に功績を残して死ぬべきだと個人的には考えています。これはユダヤ教的な考え方になるのかも知れませんが、シスター・エーデルガルトとその仲間たちの功績を知っているのは私だけだとしたら、私がそれをこの世に残せるように文字にしなければならない使命があるのではないかと今日思い始めました。彼らが亡くなってからずっと私の心の中で生きているものの、それを文字という形にすれば彼らの人生と命は永遠に生きるものになると思うからです。だから、イエス・キリストが言われたように「私は死んでも生きるのです。」なのだと思います。

 

 

下差し 何だか、このような強運をお持ちのマックス・ベルクへゲ氏ってパワースポットのような、一緒に居ると途轍もなくいいことが起こりそうです。マックス・ベルクへゲ氏から頂いた手書きのメモをフレームに入れて飾りました。いつも今日の日のことを思い出してポジティブなパワーを受けたいと思います。このようなオランダ人の素晴らしい研究者の方とご縁を頂き、神さまに感謝です。ルカ神父さまと一緒に今までずっと居ることができたことについても感謝です。それ自体が強運なのかも知れませんが。