血圧 | umetarouのブログ

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あなたの体のサインを見逃さないで!血圧ってなんだろう?

 

健康診断でよく耳にする「血圧」。なんだか難しそう、自分には関係ない…なんて思っていませんか?

 

実は血圧は、私たちの体の状態を知るための大切なサイン。今回は、血圧が一体どんなものなのか、そしてその数値が示す意味について、素人の方にも分かりやすく解説していきます!

そもそも「血圧」って何?

 

血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が、血管の壁にかかる圧力のこと。

 

心臓がギュッと縮んで血液を送り出すときの圧力が「収縮期血圧(最高血圧)」、そして心臓が広がり、血液が心臓に戻ってくるときの圧力が「拡張期血圧(最低血圧)」と呼ばれます。

 

例えるなら、水道のホースを想像してみてください。ホースに水が流れるとき、ホースの壁にかかる水の圧力が血圧です。

 

心臓がポンプ、血管がホース、血液が水、といったイメージですね。この圧力が適切に保たれていることで、全身の細胞に酸素や栄養が届けられ、老廃物が回収されるという、私たちの生命維持に不可欠な働きが行われています。

 

ズバリ!血圧の「基準値」ってどれくらい?

 

「自分の血圧、良いの?悪いの?」と気になりますよね。日本高血圧学会が定めている一般的な基準値は以下の通りです。

  • 診察室血圧(病院で測る場合)

    • 正常血圧: 収縮期血圧 120mmHg未満 かつ 拡張期血圧 80mmHg未満

    • 正常高値血圧: 収縮期血圧 120~129mmHg かつ 拡張期血圧 80mmHg未満

    • 高血圧: 収縮期血圧 140mmHg以上 または 拡張期血圧 90mmHg以上

  • 家庭血圧(自宅で測る場合)

    • 正常血圧: 収縮期血圧 115mmHg未満 かつ 拡張期血圧 75mmHg未満

    • 高血圧: 収縮期血圧 135mmHg以上 または 拡張期血圧 85mmHg以上

※「mmHg(ミリメートルエイチジー)」は血圧の単位です。

これらの数値はあくまで目安であり、年齢や体質、既往歴によっても変わることがあります。定期的に測定し、自分の血圧の傾向を知ることが大切です。

 

なぜ診察室と自宅で基準値が違うの?

 

「あれ?病院で測る時と家で測る時で、基準値が違うのはなんで?」と疑問に思うかもしれませんね。

 

これは、診察室で測るときの緊張が血圧を一時的に上げてしまう「白衣高血圧」という現象があるためです。

 

慣れない場所や医師を目の前にすると、誰でも少し緊張しますよね。そのため、自宅でリラックスした状態で測る血圧の方が、より普段の血圧に近いと考えられ、基準値が低く設定されています。


 

「血圧が高い」とどうなるの?気を付けること

 

血圧が高い状態が続くことを「高血圧」といいます。これは、血管に常に強い圧力がかかっている状態。

 

例えるなら、パンパンに水を詰め込んだホースをイメージしてください。ホースがいつ破れてもおかしくないですよね。

血管への負担が大きくなると、血管の壁が傷ついたり硬くなったりして、「動脈硬化」が進みやすくなります。動脈硬化は、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病などの重大な病気の原因となることがあるため、非常に危険です。

高血圧は自覚症状がないことがほとんどなので、「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれます。だからこそ、定期的な健診や家庭での血圧測定が重要なんです。

 

高血圧と診断されたら…

医師の指示に従い、生活習慣の改善(減塩、適度な運動、禁煙、節酒など)に取り組むとともに、必要に応じて薬による治療も検討します。

 

私の体験談:血圧改善への道のり

 

実は私も以前、血圧が130台と高めだと指摘されたことがあります。

 

最初は「まさか自分が?」と驚きましたが、健康のため一念発起。減量筋肉強化に取り組み始めました。

適度な運動と食事の見直しを続けるうちに、体重が少しずつ減り、体脂肪も落ちていきました。

 

するとどうでしょう!数ヶ月後には血圧がなんと120台にまで下がっていたんです。もちろん、これで終わりではなく、この状態を維持するためにこれからも努力を続けていきます。

 

 

この経験から、生活習慣の改善が血圧にどれほど影響するかを実感しました。無理なく続けられる範囲で、少しずつでも良いので、食生活や運動習慣を見直してみることをおすすめします。


 

「血圧が低い」とどうなるの?気を付けること

 

一方で、血圧が低すぎる状態を「低血圧」といいます。一般的には、収縮期血圧が100mmHg未満の場合を指すことが多いです。血圧が低いと、全身に十分な血液が送られにくくなるため、以下のような症状が出ることがあります。

  • めまい、立ちくらみ

  • だるさ、倦怠感

  • 頭痛

  • 吐き気

  • 朝起きるのがつらい

特に、急に立ち上がったときにめまいがする「起立性低血圧」は、日常生活にも影響が出やすい症状です。

 

低血圧で気を付けること…

低血圧の多くは体質によるものですが、貧血や甲状腺の病気など、他の病気が原因になっていることもあります。気になる症状がある場合は、一度医療機関を受診しましょう。

日常生活では、急な体位変換を避けたり、水分をしっかり摂ったり、適度な運動で血行を良くすることが大切です。


 

まとめ:血圧はあなたの健康のバロメーター

 

血圧は、私たちの健康状態を映し出す鏡のようなものです。数値が高いからといってすぐに心配しすぎる必要はありませんが、自分の血圧を知り、その数値が示すサインに耳を傾けることが、健康で豊かな生活を送るための第一歩です。

 

 

定期的に血圧を測定し、気になることがあれば迷わず医師や薬剤師に相談してくださいね。今日からあなたも「血圧マスター」を目指して、自分の体と向き合ってみませんか?