他府県の人は勿論ですが、大阪府民でも 知らない人が多い ということがらについて です。
先般、大阪府の発案 (というより、「橋下府知事の独断?」)により、「大阪府プレミアム付商品券」が 発売されました。
あらましは 下記のとおりです。
・ 商品券(1,150円 10枚綴) すなわち 11,500円分を 10,000円で販売する。
・ 販売箇所は、JTBの他一部の百貨店・スーパーマーケットなど。
・ 購入できる条件(当初)は、大阪府民であること、一人一冊のみ。
・ 利用可能店舗は、大阪府内のコンビニ・百貨店・量販店 他、多岐に亘っている。
・ 使用期限は本年3月11日まで。
・ プレミアム部分(10,000円につき 1,500円)は、大阪府が5%を負担し、店舗が10%負担する。
ところが この商品券、販売予定期間を過ぎても 大量に売れ残ったようです。
そこで、購入できる条件を 「誰でも 何冊でも可」に変更し、再販売することに なりました。
極めつけは、「購入希望者へは 大阪府職員がお届けしますよ。」とのこと。
どうなのかな この施策。
商品券が 利用可能な店舗、いわゆる「参加店舗」にとって、殆ど メリットが無いですね。
10%もの販売促進費を 計上しなきゃなりませんし、売上代金のキャッシュインまでは 掛売り状態だし。
これに対して、JTBは ウハウハでしょうね。
商品券販売手数料は貰えるし、商品券販売代金は 後日納付するまで 運用できますし。
大阪府職員は どうでしょうか。
おそらく、商品券発行事務や販売事務などに 振り回されていると思いますが、
案外、「橋下府知事の思いつき」には 免疫ができていたりして。
現在の 経済状況の打破を目的とした このような施策って、各地で ありそうですね。