柑橘苗を植えながら家内と話したこと | 梅の里自然農園便り

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「自然農」の田畑の様子と、「自然農」の世界を中心にお伝えしていきたいと思っています

昨日届いた柑橘の苗。昨日は他の用事があって10本しか植えられなかったので 今日は家内に手伝ってもらいながら残りの15本を植えました。
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バレンシアオレンジと八朔を植えている合間の休憩時に、ふと、
「健吾(長男)や愛実(長女)の子ども達は喜んで食べてくれるかなぁ」
という話になりました。
家内は、「皮剥いてくれくれなんだら食べん。ジイのみかんすいから(すっぱいから)嫌」
と幼子の口調で厭味を言っていましたが、
本当のところ、どうなんだろうと思うと、自分もそんな年齢になってきたんだなーと微妙な気持ちになりました。
(ちなみに、家内は息子がお腹にいた頃はうちの畑に1本だけあったバレンシアオレンジを無性に食べたかったそうなんですけどね・・・。)

で、今まで僕が中学生の頃に改植した梅畑(38年過ぎて梅の実が着く量がぐんと減ってきたのでこの冬に殆ど伐って植え替えてしまいましたが)の端に、八朔とバレンシアオレンジが何で1本ずつあるのだろうと思っていたのですが、もしかしたら、父や母も今の僕と似たような想いも持ちながら植えてくれかもしれないなーと思うと、なんとなく感慨深かったです。

僕が子どもの頃に母と食べた思い出がある三宝の木は、母が逝ってしまうのを見届けるかのように前後して枯れてしまったので、三宝もそれ以来少しずつ植えてきてはいますが、
残っている八朔やバレンシアオレンジの木は、新しく植えたものと同様に大切に観ていきたいと思っています。

たとえ孫が、「やっぱり、ひいじいちゃんやひいばあちゃんが植えたミカンの方が美味しい」と言っても、「そりゃそうやで♪」とにっこり微笑めるような気がしています。