【 Karaori Nouveau 】 63 ≪ 西洋蘭文 ≫ | umegakiorimono ときどき日記

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京都西陣の織元梅垣織物が ≪ 作り手の気持ちを伝える為に “ 西陣織帯地 ”や“ 西陣の事 ”
そして “ 美味しいお店やちょっとした出来事 ” ≫ を紹介させて頂く日記です。
 
『 和装や京都に興味のある方は、是非ご覧ください 』

いつも “ ときどき日記 ” をご覧くださりありがとうございます。

今回紹介させて頂きます帯は 【 Karaori Nouveau 】 ~ 新しい唐織 ~ です。
( 説明が重複しますが、お許し下さい )

『 唐織 』 とは、本来中国から渡来した織物やそれを真似て日本で織った織物の
事ですが、一般には能衣装に用いられる花鳥や花菱などの模様を表した “ 刺繍 ”
のように見える織物の事です。

『 唐織 』 の特徴は生地の組織密度を高くし、柄を表現する緯糸( よこいと )を
経糸( たていと )で綴じないでボリューム感を出す事です。
しかし、その特徴である組織故に、緯糸 ( よこいと ) の「 けばだち 」 や
「 糸浮き 」 ができ易いのが欠点です。

この帯は唐織ではありませんが、従来の 『 唐織 』 の立体的な表現力を保ちつつ
意匠的には近世西洋の装飾デザインを参考にして “ 日本の伝統 ” に ” 西洋の風 ”
を取り入れた新しい感覚の帯になっています。


   

                 ≪ 西洋蘭文 ≫ せいようらんもん

   

           

   モダンなデザインの中にも基本を押さえた“ 梅垣らしい帯 ”で、良質の絹糸と
   極細の箔を使用し、織物のボリューム感を強調した帯です

   

           

      “ 大胆 ” なものから “ シンプル ” なものまで製織していますので
       若い方からご年配の方にもお締め頂ける帯になっています

   

“ 絹 ” 本来の光沢が、カジュアルの中にも “ 品のある帯 ” に仕上がっています

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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