クリニックをはじめて、
良かったことの一つとして、
院内処方にしたことが上げられます。
院内処方は、実際にやっていくのは結構大変で、
今の時流にも反しているかもしれませんが、
患者さんの利便性を考えたときに、
一箇所ですべてが完結するということが、
僕は重要と考えました。
薬の説明が十分出来ないのでは・・・
在庫管理が大変なのでは・・・
クリニックの診療費が高く感じられるのではないか・・・
いろいろな問題は確かにありますが、
院内処方のメリットも多いと思います。
まず、今まで病院時代は、
自分が出していた処方がどんな剤形でどんな解け具合か、
ということはあまり意識せずに出していましたが、
意外に大きな錠剤で高齢の方などには飲みにくい、
などということが良くわかるようになりました。
また薬の効果や副作用なども
患者さんからダイレクトに伝わってきます。
薬の卸さんから、直接最新の情報を入手できるのもメリットです。
最近は、1日飲むだけで1週間効く抗生物質が出たり、
複数の薬剤の効果が合わさった降圧剤が出たり・・・
日々薬も進化している、ということが実感できます。
何より、出したい薬をその場で出す、その場でもらうという関係は、
お互いの安心感につながっていると思えます。
もちろん今でも院内処方は気を使いますし、
正直管理も大変ですが、
薬剤師さんを始めとするスタッフみんなで、
全力で続けて行きたいと思っています。
よろしくお願いします。