先週の土曜日には、ドゥラメンテ産駒のドゥラモンドが見事に新馬勝ちを飾ってくれた。
今週はモーリスがまた一つの試金石。ゾディアックサインが日曜日の函館新馬戦に登場する。
7/19函館5R芝1,800m メイクデビュー
ゾディアックサイン 2歳牡 父モーリス、母レネットグルーヴ ルメール騎手、萩原厩舎 シルク
最終追い切りは、函館2歳Sに出走予定のフォルセティと併せて、少し遅れた。
ルメー 7/15(水)函芝良 68.6- 52.0- 37.8- 11.8[5]G前仕掛け
フォルセティ(二オープン)馬なりの内0.7秒追走0.1秒遅れ
併せた相手がスプリント重賞に挑戦する馬なので、追い切りはこれで十分だろうと思っている。
HP 萩原清調教師「15日に函館芝コースで追い切りを行いました。道中はゾディアックサインが追走して行き、最後は少し遅れる形でゴールしています。遅れたと言っても差は僅かですし、結構離れたところから追い掛けて行く形でしたから、特に気にする必要はないでしょう。今週もルメール騎手に跨ってもらいましたが、『道中は良い手応えで走れていましたね。直線で促すとスッと反応してくれましたし、少し遅れてしまったものの動きは良かったですよ』と良い感触を得てくれたようで良かったです。少しトモを開き気味に走るような感じなので、そのような点がレースでどう影響するか何とも言えませんが、調教を重ねていきながらの良化度合いとしては、デビューを迎えるにあたって十分なレベルだと思います。今はスタッフを横に付けているので、馬場の入り口で立ち上がるような仕草は抑えられていますが、この時期の2歳馬ということもあって、まだ気性的にも幼い部分は見られます。もう少し力強さが欲しかったり、心身ともに成長してきて欲しい部分はありますが、仕上がり的には悪くないので、初戦から良い走りを見せてもらえればと思います」
動きを見ると、ストライドはゆったり大きい反面、気性的なものかビュッとくる感じは今の所は少ない。
モーリス産駒の新馬での複勝率は高いのだが、勝ち切れないのは気性的にも時間がかかるのか、
育成と調教のスタイルを模索中のためなのか。。中々もどかしい2歳の新馬戦が続いている。
先週カイザーノヴァが勝ったので、POGで注目を浴びている本馬にも、2勝目の期待がかかる1戦だ。
クラブは違うが厩舎的には、
東サラの「マーブルケーキ」は美味しいかどうかも含め、初戦を注目したい。
(セレクトセール落札馬、マーブルケーキ19、萩原厩舎)
今週初のセレクトセールでは、シルクホースクラブの落札結果が印象的だった。
1歳馬 エレガントマナー19 牡 父モーリス ノーザンF 25M
当歳馬 パンデイア20 牡 父モーリス ノーザンF 18M
当歳馬 ランズエッジ20 牝 父モーリス ノーザンF 18Mと、モーリス産駒の固め打ちである。
表現としては、「買い支えた」と言えなくもない。が、「人の行く裏に道あり花の山」とも言えよう。
こういう局面で、安めに産駒を仕入れたクラブの狙いは、作戦としては悪くないのではと思っている。
相手はゴドルフィンのルミナスゲート(池添騎手)、ピンクカメハメハ(武騎手)などだろうか。
先ずは注目のモーリス産駒、ゾディアックサイン。初戦から、目途の立つ競馬を見せて欲しい。