本日の札幌3R、3歳未勝利戦の芝2,600m。
キャロットクラブのラヴィアンレーヴが、2番手から先行して押し切り、嬉しい初勝利を飾った。
ラヴィアンレーヴ ♂ 父ディープインパクト、母レーヴディマン、ルメール騎手、田村厩舎、キャロット
6/23の府中未勝利で2着の後、7月中旬にNF天栄にて左飛節が感染症で腫れたラヴィアンレーヴ。
未勝利の間に使えないかもしれない危機的状況に陥ったが、NF天栄と田村厩舎の懸命のケアにより
札幌開催の後半戦に間に合った。
しかし戦績は2着が3回だが、どの馬も必勝祈願の究極サバイバル戦。人気でも全然安心できない。
スタートは余り早くなかったが、今回乗り替わりのルメール騎手が、二の脚で3番手に取りついた。
意表を突いた初めての先行策である。
道中は外の2番手を追走し、残りの800mの地点で早くも先頭へ。一気に全馬の目標になった。
しかし、
ここからインの最短コースを通って、執念の粘り。粘りに粘った。
従来、息の長い末脚は持っている。そのまま押し切って、感動の勝ち上がりを果たした。
洋芝の重馬場でタイム2:45:1、上がり3Fは38.4秒のスタミナ勝負だった。
嬉しい。値千金の1勝だろう。
キャロットで最後まで残口が残っていた馬であり、初戦の心房細動で5.5秒差の大敗となった時は、
出資者としては結構落ち込んだ。しかし、その後の成績は安定して、やっと勝ち上がる事が出来た。
ここ一番、初めてこの馬を先行逃げ切りさせて勝ち切ったルメール騎手の手腕には、唯々脱帽だが、
「これをやれば勝てる」という内容をテン乗りで実現し、「勝たないといけないレースを勝たせた」のが、
同騎手の素晴らしさなのだろう。
また、田村厩舎、NF天栄さんの各陣営が細心に頑張ってくれたおかげで、土壇場で勝つ事が出来た。
これからも、本日一緒に戦った馬達の分まで、より一層の活躍を祈念していきたい。
ありがとう、ルメール騎手。ありがとう、田村先生。
ありがとう、キャロットクラブ。
出資者の方は、お互いにおめでとうございました。