衆参両院には、少数政党の意見を反映するためとかを理由に、比例代表制が導入されている。
比例代表制は、政党、政治団体名を投票時に記載し、得票数を按分して名簿搭載上位者順に当選者が決めていく。
名簿上位者が健康悪化のために辞めるの仕方ないが、他の選挙に出ることが横行すると、名簿下位の人にお鉢が。
中には議員になる気持ちが失せた人もいて、当選を辞退する人もいる。
ところが、当選辞退ができなくて、一日だけ議員になった人が。
その人は、モーニング娘。のメンバーで活躍した市井紗耶香氏。
市井氏は、５年前の参議院選挙に立憲民主党の比例名簿に搭載されたが落選。
この時の立憲民主党と今の同党の実態が違うために、当選を受け入れないと本人の希望に添えなかったために、一日だけ参議院議員になる羽目に。何ともバカげた制度である。
こんなことになった原因は、市井氏の前の名簿登載者が総合格闘技で活躍した須藤元気氏が比例で当選したのに離党してさらに議員を辞めて、衆議院の補欠選挙に出馬したため。
市井氏の実際の議員在籍時間が１時間半余とか。
こういう欠陥は、早期に改めていただきたい。
来年は、５年前に当選した人が対象の参議院選挙となるけど、お飾りで立候補させられる芸能人、スポーツ選手が駆り出されるのであろう。
当選するとすっかり政治の世界に染まってしまった元芸能人、スポーツ選手にうんざりしますね。
