番組で一貫してされているのが、新潟弁のコーナー。
中でも水曜日では、外国の歌も含めて、新潟弁に訳して歌っているが、先週の放送で、新潟弁丸出しで歌っている歌手がいることが話題になり、実際に放送で歌が流れた。
その方の名は、富所正一さん。
自分が中学生だった頃に、ＮＨＫ新潟のＦＭ番組で歌を聴いた記憶があり、８学年上の友人から、YouTubeに流れていることを教えてもらい実際に聴いてみた。
出身の見附周辺でよくいわれる「てがんに」等の方言が巧みに使われ、素朴なフォークソングである。
富所さん。今で言うメジャーデビューではなく、新潟県内でライブ活動をしていたが、1977年に入水自殺し、２５歳で鬼籍入り。音源もＢＳＮになく、関係者提供のものが流れた。
今世紀に入ってから、Negicco等のアイドルになまらエンターテイメントのお笑いタレント等新潟を拠点に活動する芸能人が増えたが、富所さんは３０年先取りしていたことになる。
存命だったら、もっとクローズアップされていたに間違いない歌手である。
正に幻の新潟弁シンガーだ。
