ユニコーンS、青葉賞、天皇賞(春)レビュー | 競馬予想。

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ユニコーンS(予想

 

なるようにしかならないレースだと思ってたので、当たりハズレに関係なくどんな結果になってもおかしくないと思ってはいたが、結構堅かったなと。それもまた夢のない話だとは思うが、レースとしては前で競馬してきた馬が多かった中で、差す競馬で結果を残した馬が上位という結果に。どうしても前半速くなるし、ムルソーの止まり方とか見ても100mの距離延長も馬鹿にならない感じ。差し有利ということで、来年以降の予想の参考になりそう。

 

ラムジェットはこういう距離延長延長で3連勝するというのは非常に珍しく、ちょっとこれの本命は難しかったか。ただ内容的には前半は先行争いを尻目に我慢。中盤から徐々に動き出して、4角で前を射程圏にいれて完勝。操縦性良いのも好感、つけた着差からしても結果的に力が一枚上だったようだ。

 

◎ハーバーライトは展開としては来ててもおかしくはなかったのだが、結局のところ実力関係の問題だったようだ。

 

あと気になった点としては掲示板内の馬は全て馬体重500㎏以上の馬。更に1位と2位の馬が馬券になっており、決して400㎏台が少なくない中で偶然でもないのだろうと思う。まあ湿った馬場になれば違った結果もあるのかもしれないが、これも覚えておいて得することもあるかも。

 

 

青葉賞(予想

 

1頭大逃げのように見えて1000m通過が59.5。見た目ほど速くない。上位馬は上り3F33秒台の争いとなり、実質スロー。公式発表のラップタイムはあくまでその時点での先頭の馬の刻んだものなので、大逃げのケースではあまり参考にならない。

 

それはまあいいとして、◎へデントール。出負け気味のスタート。位置取りからして厳しかったが、にしてもちんたら構え過ぎだろう。以前からレース前半の位置取りが悪いことはあったが、それを道中早めに動いてラスト1000mを推定57秒台後半で走れる馬である。それが直線までじっとしていたのでは、強みもくそもあったものではない。騎手は日本での初短期免許初日であり、大逃げの馬もいて判断が難しかった部分もあっただろう。ただ調教師は騎手の境遇、馬の特性を踏まえどういう風にレースプランを組んでいたのか、甚だ疑問ではある。予想ではいきなりこんな人気馬を任せるのはどうなん?と書いたが、良くない方向に出てしまったようだ。自分自身も騎手の買い被りがあったという点は、妙味が全くないオッズだったのも含め反省しないと。ちなみに木村哲也厩舎の今年の騎手別成績。

わざわざ語るまでも無い露骨な傾向が出ているが、あとの解釈は皆様に任せます。

 

勝ったシュガークンはというか、武豊というか、まあさすがの騎乗。ただキタサンブラックの下でヤネが同じというストーリー性から妙味として薄いというのが分かり切っていたつもりだったが、途中でへデントールと人気が入れ替わっての2番人気。それなら変な位置にはまずならなさそうな馬だし、これ本命でも良かったのかも。ダービーではこのレースの内容どうこうより、既にこれで今年4戦目ということで、ローテのキツさが気になるところ。多分、高評価になることは無いと思う。

 

 

天皇賞(春)(予想

※赤帯は的中目

 

ここはいつもよりは手の込んだ予想ページの作り方そのままに、かなり◎テーオーロイヤルには自信があったので、配当はともかくとして予想満足度は高い。京都外回りコースは残り800mあたりに坂のピークがあるので、どうしてもここで緩む。ラスト5Fラップが全て11秒台というのはまず起こらないのだが、それでも他コースでそういう(上り5Fの)レースをしてきた馬が上位に来るのが京都の長距離GⅠ。ドゥレツッアが走らなかったのだけは予想外だったが、それで3連複は結構ついて、儲けとしてはまずまずでした。

 

とはいったものの前半1000mはまずまず流れる。青葉賞とほぼ一緒だが、それでもそんな縦長にならないあたりは流石古馬GⅠといえるだろう。掲示板内には後ろの馬が来てるので、実際前の馬には中々きつい展開だったように思う。それでも押し切るあたりが実力。それを信じて脚を余すことなく乗った鞍上を称えたい。GⅠ初制覇おめでとう菱田裕二!

 

2着ブローザホーンは2回目の長距離戦。これも予想通り上手く前回を踏まえ乗ってきたと思う。惜しむらくはもう少しこの馬を印通りに買い目に厚く加えていればよかったかと。

 

3着ディープボンドはデータ的に不利な前走大敗馬ではあったが、今回妙に調教が良くて2年連続2着馬だしで、自分は押さえといた方がいいかなと思った。ブローザホーンとは5番人気、6番人気の間柄だがこの間のオッズは露骨に開いており、この馬をどう扱うかに悩んだ人が多かったのではなかろうかと思う。

 

ババを引いてしまったことになった人も多かったであろうドゥレツッア。なんかこの週はキャロットの馬に散々なのが多かった。なんでここまで負けたのかはよく分からないが、位置取りが前過ぎたか。本質的に距離が長いのかもしれない。また関西の戸崎というのがまた今一つ信用できない、ルメール、或いはモレイラからの乗り替わりというのが荷が重くない騎手なんて日本人騎手にはほぼいないと言ってもいいのでは。