福島牝馬S(予想)
※赤帯は的中目
◎コスタボニータ勝利。本命の勝ち切りは久しぶりのような気がするが、この馬の場合ちょっと根性なしで詰めの甘くなるところがある。直線2,3着馬のインでがっつり詰まった時はこれはやらかしたと思ったが、そこから立て直して差し切る着差以上に強い内容だった。
ただ最大の勝因は「風」。とにかくこの日は3,4角から1,2角方向へ強風が吹いており、向こう正面から3角までが常に向かい風。ここで追い上げたい馬にはかなり不利になる。実際タガノパッションは後ろでじっとしてては勝負にならないということで、早めに動いた騎手の判断自体は正しいが、この日の気象ではどうしようもなかった。同じことはグランベルナデットにも言えるし、全く人気のないピンクジンやエリカヴィータが掲示板に入って来ていることからもお分かりいただけるかと。この日の最初の芝の競馬を見た時点でおやっ?と感じてコスタボニータ本命に出来た。
予想をUPした後の8,9R芝で1番枠が連勝しており、この時点でもういくら何でも馬券になるだろうと思ってた。こういうのも現地で朝から馬券買ってるから分かることで、もしそうでなかったら恐らくタガノパッションかライトクオンタム本命にしていたのではないか。下手すればまた競争中止になる馬を本命、なんてことにもなってたわけで。とりあえず人馬共に命まで取られなかったのは何より。
マイラーズC(予想)
レース立ち上がりはセッションが先手を窺おうとするところを、枠を利したトゥードジボンが制してハナを取り切る展開。しかしながら前半3F34.1はさすがに速すぎて先行馬全滅。これが無ければもう少し違った結果になったかもしれない。また雨が降って稍重馬場だった影響もあったか。
ソウルラッシュは競馬場は違えど一昨年も稍重馬場を外から差して勝っており、今回は展開含めてばっちり嵌まったのだからこれくらい完勝も納得といったとこだろう。乗り替わりも結果的に良かった。モレイラからという意味ではなく松山からという意味で。10Rも松山から乗り替わりが勝っていたが、これが無かったとして連勝していたとはとても思えないのだが。
◎セリフォスは競馬としては悪くなかったが、馬場どうこうというより今回は馬体重+12㎏。少し先を見据えた仕上げという部分の差か。
問題は6番人気ニホンピロキーフを消してたことw 馬というより田口貫太は一回重賞で馬券になるまでは買わないと決めていたので。思ったより早くその枷が早く外れることとなった。
馬券としては本命2着なのだから外すなよ、なんだけど儲けるという意味で勝負消しした馬に来られるという難しいレースだった。
フローラS(予想)
※赤帯は的中目
ここは◎ラヴァンダ完全読み通りというか期待通りの走りで2着。◎○ワイドもばっちりで馬券は快勝! 短いところを使っていたのでこの位置は取れると思っていたし、前日のヤネの福島牝馬Sの乗り方を見て絶対ラチ沿いを離さないと見ていたが、それも含めての期待通りだったと思う。先週レビューでは辛目のことを書いたヤネだが、これくらいは出来る子。馬に関しては、狭いところを割って来る根性はなかなかのもの。勝ち馬とは馬体が合っていればまた違っていたかも。ただ、予想の時点で攻めてきていると言ったが、その通りに馬体を減らした感はある。ギリギリという程ではないが、ちょっと本番に出てきたとしてもローテーション的に厳しいのかという感想が先に出てくる。
勝ったアドマイヤベルは抜け出すときの脚が速くちょっとここでは一枚違った。3F目以降のラップでは最遅が12.3、最速が11.6。この時期の牝馬としては厳しめの淀みないラップでレースレベルとしては結構高い。それ故の反動が気になるところではある。ラヴァンダよりは長距離輸送が無いとか諸々余力がありそうだが、そこさえクリアすれば今年の桜花賞組はオークス向きと言えそうなのが少ない感があるので、この馬にも出番はあるかも。どんな調整をしてくるか注視したい。
写真判定4着のクリスマスパレード。調整が緩いと指摘したにもかかわらずの10㎏減。評価としてはよく走ったと言えるのでは。恐らく間隔を開けてくるだろうが、しっかり攻めても馬体を戻しているようであれば、この馬はもっとやれる。
なぜか1番人気になっていたバロネッサ。2角でラヴァンダと接触する不利。少しかわいそうな競馬になった。ただそうなってしまうのも危惧していた通りに今回もスタートがあまり良くなかったから。
今週は本命馬が全て2着以内。配当というよりは読み通りという意味で予想満足度が高い週だった。より人気薄を本命にしたい気持ちは常に持っているが、そこをこらえて現実的チョイスが出来たのは良かったのかなと。