五月中旬、日高の某一級河川までフクドジョウを狙いに行った。

 

川の右岸は支流沢も含めて探ったが、橋の下で何かドジョウらしき小さな個体が反応したように見えただけに終わったので、本命の左岸のブロック護岸の隙間を探ることにした。

 

まずは流れ込みの下流から始めた。するとすぐにエゾウグイがポツポツ釣れた。そのすぐ後にドジョウ体型の魚を一尾見つけたのだが、眠っているようでミミズ(キヂ)に反応しなかった。

 

下流へ徐々に降りながらいそうなスポットをチェックするが、空振りに終わった。

 

やがてブロックは途切れヨシのオダになったので、丹念に魚影を探したが目視では見つからなかった。

 

そこで、オダの下流端に近い所に開いていたやや浅い流れの中にある、岸に近いヨシ穴を探った。

すると、二ヶ所目ではっきりとしたアタリが感じられ、引き上げるとウグイとは違うグルンと体を巻いた形で魚が上がってきた。

フクドジョウだとわかって、「釣れました!」と独り言が思わず口から出た。もっと目視できるほどいるのかと思ったが、何はともあれ釣れたのでよかった。

 

初めて釣ったフクドジョウ

 

初フクドジョウの俯瞰

 

初フクドジョウの腹面

 

こうして限られたネット情報に基づいてはるばる日高地方まで行って釣ったフクドジョウだったが、その後比較的近場でエゾトミヨエゾホトケドジョウを探し回っている時に、随分とフクドジョウに出くわした。それこそ目視で複数底にいるのが確認できる場所もあった。

 

 

なかなかの型のフクドジョウとその腹面

 

フクドジョウのハビタット

 

8月下旬に道央の太平洋流入河川支流で釣った全長8センチほどのフクドジョウ

 

上の個体の近影と俯瞰