10/10 久しぶりの | Takumaのブログ

Takumaのブログ

穿ってゆがんだ愛で綴るジャイアンツとサインあれこれ…

 
きょうは、地元で行われたイベントにて久しぶりのサイン活動を行ってきました。
 
東京オリンピックから1周年の記念イベントということで、様々な競技のオリンピアンが集結。
また、プロ野球OB3名が参加しての少年野球教室も開催されました。
 
連休中はずっと雨との予報が少し前まで出ていましたが、なんとか天気も持ってくれて良かったです。
会場には実に多くの親子連れが集まっていました。
 
今回のイベント会場は公園に隣接しているので、私自身も長女を公園の遊具で遊ばせつつ、お目当てのOBの登場を待ちます。
 
まず最初にサインを頂いたのは、午前の部で講師として登場された阿波野秀幸さん。
急いでいる様子でしたが、近鉄時代と巨人時代で背番号を書き分けてくださいました。
阿波野さん、ありがとうございます!
 
報道では、来季より1軍投手コーチとして巨人に復帰する見込みの阿波野さん。
投手陣、とりわけ中継ぎ陣の整備を何卒お願いしますm(__)m
 
続いては午後の部。
こちらに講師として登場したのは、米野智人さん(ヤ~西~日)と坂元弥太郎さん(ヤ~横~西)のお二人。
 
どちらも1982年生まれ(米野さんが早生まれなので1学年上ですが)、さらにヤクルトと西武の2球団でチームメイトだったこともあり、子供たちへの指導も、その後の子供たちからの質問タイムも息のぴったりあったコンビネーションで野球教室を進行していました。
 
午後の部終了後は、米野さんからサインを頂きました。
 
坂元さんからもサインを頂ける状況だったのですが、きょうはどうしても米野さんのサインを頂きたい”アイテム”を持参していたので、米野さんに一点集中です。
 
その、どうしてもサインを頂きたかったアイテムというのがこちら↓
 
こちら、2002年10月10日に東京ドームで行われた【巨人 対 ヤクルト】の一戦のチケット半券。
そう、コアな巨人ファンならお気づきかもしれませんが、この試合は松井選手がシーズン50号ホームランを放ったあの一戦です。
 
この試合は、巨人にとって2002年シーズンの本拠地最終戦であり、米野選手はヤクルトの8番キャッチャーとしてスタメン出場していました。
その一方、巨人では三冠王と50本塁打を目指す松井選手が4番センターで出場し、初回に49号を放ち、50号に王手をかけた状態で8回ウラの最終打席へ。
ヤクルトの投手は当時売り出し中の中継ぎエース・五十嵐亮太投手。
 
五十嵐投手の4球目を真上に打ち上げてしまった松井選手でしたが、この打球を米野選手が見失い、ポトリと落球。
九死に一生を得た松井選手は、6球目を左中間へと思いっきり弾き返し、これが見事な50号アーチとなったのです。
 
当時14歳だった私は、バックネット裏の2階席からその打球を目撃。
一緒に観に行っていたヤクルトファンの同級生が落ち込むのも気にせず、歓喜…を通り越してもはや発狂に近い状況になったことを昨日のことのように覚えています。
 
(YouTubeに、当時の試合映像がありました↓)

 

 
あれから、今日でぴったり20年。
そんな節目の日に、自分の地元に米野さんが来るなんて。
 

50号を打った当事者である松井さんとかならまだしも、敵チームで、しかも自分のミスで相手チームの4番に50号を献上してしまった訳ですから、ひょっとしたら気分を害するかもしれない。

でも、どうしてもこのチケットにサインを頂きたい。

 

そう思い、カードにサインを頂いたあとに恐る恐るチケットを差し出しました。

 

チケットを見るなり「これって、なんの試合のチケットですか?」と聞かれたため、「これ実は、松井選手が50号を…」と恐縮しつつ返答したところ、

 

「あ、俺が落球した試合ですか!この試合観に行ってたんですか!えぇ~すごい!」

 

と笑顔で答えつつサインをしたためてくださった米野さん。

 

さらに、きょうがこの試合からちょうど20年だと伝えると、本当に驚いた様子。

そして、「このチケット、写真に撮らせてもらって良いですか!?うわー、すごいなぁ」と、ご自身のスマホで私のチケットを撮影されていました。
 
 
 
 
 
念願だったチケットにサインを頂けたことで私としても有頂天だったのですが、ここで”もしも、更にお願いができそうだったら…”と思い用意していた、もうひとつのアイテムを差し出しました。
 
それがこちら。
 
そう、アラサー以上のプロ野球ファンの方には懐かしいであろう「松井秀喜ホームランカード」です。
日テレが製作し、巨人戦中継の際には試合中にかならず宣伝が入っていたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。

松井選手がホームランを打つごとに1枚発行され、通販で購入することが出来たこのカードの、この試合のこの一発のカードを自宅から発掘し、持参していたんです。

 

このカードにも、「このカードは凄いですよ!こんなカードに自分がサイン書いちゃっていいんですか!?」と言いながら、先ほどまで以上に慎重にペンを走らせてくださった米野さん。

サインをしながら「今となってはこの落球も、松井さんの節目に立ち会えた良い思い出になってますよ」と爽やかな笑顔で話してくださいました。

 

米野さんに優しい対応をしていただき、私の中でのこの試合、この一発の思い出がさらに輝くものになったことは言うまでもありません。

米野さん、ありがとうございました!