編集部(以下、編):石井さん、おつかれさまです！今週のジャパンCもよろしくお願い致します！
石井:こちらこそお願いします。まずは、意外にも陣営が慎重だったサトノダイヤモンドから行きますか。前走の京都大賞典を快勝後も引き続き状態は良いとのことですが、腰が甘い馬で京都の平坦コースも良かったと言ってましたし、やはり絶好調でキタサンブラックを負かした有馬記念時と比較してしまうと物足りなく思えるそうです。もちろん、それでも足りてしまう力の持ち主ではありますけど、あとは坂のある東京コースがどうかでしょうね？
編:え？！それは意外ですね。前走勝ちで完全復活かと思っていただけに。。
石井:名門厩舎だけに、求める理想が高いのかもしれないですけどね。それとスワーヴリチャードも陣営から威勢の良い声は聞かれませんでした。『馬は完璧にできてるけど、それは負けてしまった前走も同じ。自分の力を出し切れば当然足りる馬だけど、実際走ってくれるかは正直分からない部分もある。やってくれると信じて臨むしかないけど』と、やはり前走が負け過ぎだけにメンタル面の心配もあるようです。
編:そうですかぁ。となると、なかなか関西馬で絞りづらくもなってきますが逆に感触の良かった陣営はいますか？？
石井:キセキは良かったですね。以前はひ弱さのあった馬が、今回は前走の天皇賞後も驚くぐらい脚元やメンタルにも痛みがないとのことです。天皇賞時にしてもアルアインに後ろから来られた時点で、以前ならガーっと行ってしまってもおかしくない場面でしたが、ドッシリ構えて自分の競馬に徹したし、気持ちをコントロールできるようになっていよいよ完成の域に達した、と陣営は明るかったです。あと問題は2400mの距離。3000mの菊花賞は勝っていますが、本質的には2000mの馬なので、いかにスムーズに流れるかが焦点でしょう。
編:キセキなら穴馬の資質十分ですね。最後に昨年の覇者、シュヴァルグランをお願い致します！
石井:これも陣営の感触は良かったですよ。前走時も言いましたが、とにかく今年は昨年と違い宝塚記念をパスしたぶん、余力があって年齢は一つ重ねたけど馬が若く昨年のデキにあると自信を持ってました。前走4着に敗れた京都大賞典も、調子の良さゆえに道中行きたがってしまいましたし、一度使われてガス抜きができた今回はかなり変わってくるはずです。ジョッキーもボウマンから急遽の乗り替わりですが、クセのない馬ですし、名手クリスチャンなら問題ないでしょう。
編:なんだか今週も外人ジョッキーが上位を独占してしまうような気がしてきましたね(汗)。ちなみに、ジャパンC以外のレースで石井さんだからこそ聞けたという馬はいますか？？
石井:馬券的にオイシイ穴馬をちゃんと2頭用意してありますよ！
編:ありがとうございます！それではメルマガの読者さまに週末公開させていただきますね！本日もありがとうございました。また来週のチャンピオンズCもよろしくお願い致します！
石井:了解です、よろしくお願いします。
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