関係者の声を聞け!美浦トレセン発・安田記念追い切り速報 | 必勝!岡井塾ブログ

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塾長・岡井が異色のキャリアを通じて磨き抜いた眼力をフル活用し、週末のメイン重賞で“買うべき馬”を徹底ジャッジする「必勝!岡井塾!」の見どころや元専門紙記者・小笠原が週末のレース結果速報などお届けし、あなたの競馬ライフを完全サポートします!

編集部(以下、編):大波乱となった日本ダービーですが、レースをご覧になっての感想は?

T:結果論だけど、終わってみれば強い馬が強い競馬で勝ったという印象だな。関東の人間もワグネリアンについては東スポ杯で見たときに強い馬だと感じていて、皐月賞の結果で多くの記者が評価を落としてしまった。でも、結果を見ると、やっぱり東スポ杯のときに感じた通り、この馬は強かったんだなと、自分の評価の甘さを痛感してるよ。

編:Tさん注目のブラストワンピースは5着という結果でした。この馬の走りは、どう評価されていますか?

T:レースぶりは悪くなかったと思う。というか、良かったと思うよ。最後の直線で内を狙って開かず、外に持ち出すロス。接戦の中で、あのロスが予想以上に大きなものになってしまったな。

編:あそこがスムーズだったら、もっと上の着順に来ていたでしょうか?

T:まあ、それは誰にも分からないよな。俺の中では、最初から外に持ち出していれば、十分に馬券圏内だったとは思うけどな。

編:ただ、力は十分に示したと言えますね。

T:レース内容としては非常に強かったと思う。距離もまったく問題なかったしな。この後は放牧に出て、秋はオーナーサイドの他の馬との兼ね合いになるんだろうけど、当然、菊花賞を取りにいくと思うし、今からその走りを見るのが楽しみだね。


編:さて、気を取り直して今週は東京競馬場で安田記念が行われます。追い切りで目を引いた馬がいれば教えてください。

T:最初に取り上げたいのはレッドファルクスだな。

編:スプリンターズS優勝後は物足りないレース内容が続いていますが、今回は変わってきそうな雰囲気がありますか?

T:今回はこの馬本来の走りが見られると思う。まず今週の追い切りだが、陣営が必勝態勢で来るときのダート追い。併せ馬でラスト11秒1とビッシリ追って見せたんだが、馬に活気を感じるんだ。まあ、年齢から大幅な上積みがあるわけではないんだが、この活気を強調したいね。

編:全6勝は1400m以下の距離ですが、マイル自体は心配していないですか?

T:確かにスプリント色が強いけど、馬の形を見ても、生粋のスプリンターという印象はないんだよ。実際、去年の安田記念でもクビ、クビ差の3着に駆けているし、その去年と遜色ない状態にある。もし近走の成績で人気が落ちるなら、絶好の狙い目だと思ってる。もちろん、年齢的な衰えもないよ。

編:なるほど。マイルで嫌われるなら、穴党には魅力のある存在になりそうですね。そのほかに注目の馬はいますか?


T:アエロリットだな。レース間隔が詰まっているので強くはやっていないが、先週は68秒台、今週は69秒台で追ってあり、牝馬らしからぬ重厚感のある馬体で目を引いていたよ。「凄いパワーがついてきた」と厩舎のスタッフも驚いていたが、パワフルな走りは見る者を圧倒するよ。

編:牝馬同士のヴィクトリアマイルを4着に敗れ、今回は牡馬の一線級相手になりますが。

T:ヴィクトリアマイルは緩い馬場の影響が意外に大きかったらしいんだ。陣営もできればパンパンの良馬場で走らせたいと言っているので、その部分で巻き返しの余地はあると思う。

編:なるほど。牝馬同士の戦いで負けたからと、簡単に軽視するのは危険なようですね。最後に、安田記念以外でTさんが今週、注目されている馬がいれば教えていただけますか?


T:今週から2歳新馬が始まるし、今週はここから取り上げてみるか。

編:そうか。もう2歳馬がデビューするんですね。早いなー。では、厩舎回りで仕込んだ2歳の有力馬情報を教えてください。

T:まずは2日(土)の牝馬限定。戸田厩舎のジョディー(父ダイワメジャー、母ミスティーク2)という馬に注目している。

編:昨年、福島で新馬、きんもくせい特別を連勝したレーツェルの半妹という血統ですね。

T:武藤雅が付きっきりで調整を続けている馬なんだ。先週芝で65秒4、ラスト12秒前半のタイムで追われていて、切れのある動きを披露した。今週は67秒程度だったが、軽々先着してあらためて走る馬だなと好印象を持ったんだ。

編:初戦向きなんでしょうか?

T:そうだな。いかにもダイワメジャー産駒らしい軽いスピードのある走りで、確かにいかにも初戦向きというタイプだよ。

編:なるほど、日曜の新馬にも面白そうな馬はいますか?


T:3日(日)は芝1400mを使う予定の鹿戸厩舎のシャドウセッション(父ストロングリターン、母アンコールピース)が注目。500キロくらいありそうな立派な馬体の持ち主で、古馬と並んでもまったく見劣りがしないほど。鹿戸厩舎なんで馬なり中心の追い切りだが、迫力十分のフォームで性格も前向き。目立った時計は出していないが、初戦から動ける仕上がりになってると思う。

編:それだけ馬格に恵まれていると、将来性も高そうですね。

T:初戦をアッサリ通過してしまうようだと、重賞級の器かもしれないぞ。まだ完成途上だけど、肉付きの良さ、トモの張り、胸前の厚み、これが成長とともに筋肉に変わってきたら、1400~1600mくらいの距離で活躍する馬になるんじゃないかと思うよ。

編:それは楽しみですね。レースを楽しみに見たいと思います。Tさん、ありがとうございました。来週もよろしくお願いします!




 

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