母への誕生プレゼント | 【水戸っぽBlog】

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水戸っぽとは、水戸の三ぽい、【理屈っぽい、骨っぽい、怒りっぽい】または、【理屈っぽい、怒りっぽい、飽きっぽい】から来ています。その他、水戸生まれの水戸育ちの人間を【水戸っぽ】ともいいます。水戸っぽ深川隆成の日々の気持ちを綴っています。

花の大好きな母。

若い頃は、花嫁修行で生け花や書道などに打ち込んでいた母。

毎年の誕生プレゼントは枯れることのないソープフラワーにしています。



とても喜んでくれました。


その後、昼は、近くの評判の弁当屋オオフジで生姜焼きのおかずを買って来ました。

夜は手料理を作りますが、午前中は普段通えない病院に通って、午後からは明日の水戸市民会館公演の用意で忙しいので、手軽に母の好みの弁当にしました。


生姜焼きのおかずのみは350円。


弁当だと500円ですが、家の炊飯器の電源を落としていてお米が冷めていたので、弁当にする?と母に訊くと、

「いいよ、家にあるから。冷えてたって、勿体無いから」

との事で、おかずだけで買ってきました。

昼ご飯だよと、母に言うと

「なんで、おかずだけ?弁当ならあったかいお米が食べれるでしょ?」

と、一言。

お母さんが、さっき逆に家にお米があるから冷えていたって勿体無いからって言ったんだけど。

と、話すと、

「あれ?そうだっけか?忘れちゃったよ。最近、直ぐに自分の言った事も忘れちゃうんだよねえ」

と、あっけらかんとして笑っていました。

取り敢えず、聴いていない!とか、言ってない!とか、忘れた事を認めずにずっとエンドレスで怒り出して止まらず、口論が絶えなかった数年前を考えると穏やかな毎日が過ぎていくのは喜ばしい事です。

記憶力減退を防ぐ薬は病院でなくても手に入る様ですが、色々と調べてみると、副作用として怒りっぽくなるとか感情の起伏が激しくなりやすいなどの症状があるらしく、今のままでいいかなと思っています。

母方の祖母は八十八歳で他界しましたが、最晩年は子供の名前を言えなくなってしまい、それを見ていた母は、あんなにはなりたく無いと、写経をしたり新聞を読むのを欠かしません。また、祖母は始終病院に入退院を繰り返していて母が呼び出されて入退院の手続きをしたりして付き添いをよくしていたそうで、お母さんは息子には迷惑はかけないからねと言う時がありますが、母の医者嫌いは父の抗癌剤の副作用による他界だけでなく、色々と絡み合っているのかもしれません。


いずれにしても、母の気持ちを尊重して、出来る限り自然に平穏に暮らしていける様にサポートしていきたいと思っています。