あけましておめでとうございます。
今年も、母と雑煮と御節を食べての一年の始まりです。
今年は、歌手活動十周年。訳詞活動二十周年の区切の年です。
それを記念して24曲入り2枚組のアルバムをリリースするつもりでおります。
資金面から年内にリリースできるかはわかりませんが、JAZZが生まれたきっかけとなった、ニューオリンズのストーリーヴィルで当時演奏された演目の中から、南北戦争の時に大流行したDown By The Riverside(川沿いを下ろう)を表題曲に、私のオリジナル曲迄、年月を遡り、大河の流れを下る様な流れを汲む構成にしています。
Down By The Riversideは、日本が幕末の混乱期桜田門外ノ変の翌年から大政奉還迄とほぼ同時期の足掛け5年間、行われた南北戦争の前から存在した歌です。南北戦争は、当時700万人の人口のアメリカで南北に分かれて15歳から60歳までの320万人の男性が従軍して90万人が亡くなられたアメリカの歴史上群を抜く死傷率で、3人に1人が亡くなられた悲惨さでした。
当時50歳半ばまで満たない平均寿命のアメリカが、52年間、殆どの人が実体験が無くなった1917年に第一次世界大戦に参戦するまでの52年間、アメリカは戦争を行わず、海運が盛んだった港湾都市ニューオリンズに電灯や市電が整備され世界有数の歓楽街ストーリーヴィルが作られ、そこの千数百軒の売春街の一階にあったレストランやバーやカジノで南北戦争で使われていらなくなった楽器を使って演奏された生演奏がジャズへと進化しました。そこで盛んに演奏された曲の一つにDown By The Riversideがあります。
I ain`t gonna study war no more
戦争を追及するのはもうやめよう
🟰 戦争を無くそう
がノリのいいメロディで何度も何度も繰り返されるこの曲は、南北戦争後に世界の工場、世界の金融の中心、世界の娯楽の中心になっていったアメリカの人々の心を体現する歌であり、第二次世界大戦後の日本の発展にも、更に言えば人間の営み全てに通じる普遍的な思いも込められていると思います。
そして、歌というのは、歌詞に込められた作者の想いや時代背景などが映し出されていて、歌は歴史の中で生き抜いた人々一人ひとりが物語の主人公と言うことを表したものであると思います。
これらから厳選した二十四曲を大河の流れの様にお届けする事で、普遍的な大切なものを千年先二千年先にも色褪せないアルバムとしてお届けしたいと考えています。
2025年に公開されて日本映画史上最高収益を更新した映画国宝を観た時に、これほどの感動をアルバムでお届けすることを一人の歌手としてアルバムを提供できるかと思って、心の底から湧き上がって来たのが、今回のアルバムの企画です。
主な曲をざっとあげると、
草創期のアメリカ社会を描く歌
Down By The Riverside
Basin Street Blues
The House Of Rising Sun
戦争のアメリカ側と日本側の視点から歌われた歌
You'd Be So Nice To Come Home To
木琴
アメリカの黒人差別を描いた歌
Strange Fruite
Work Song
JAZZが発展して来た中で、一人一人の日常を切り取って描かれた歌詞の曲
Moanin'
Take Five
Herlem Nocturne
Spain
Fly Me To The Moon
Georgia On My Mind
私のオリジナル曲
桜の季節
時の流れ
などをお届けする予定です。
ピアノトリオでの演奏を終えて、資金が貯まり次第、歌入れ、管楽器の演奏入れ、CDジャケット、カラオケ用映像、CDプレス、CDリリースと繋げていくつもりです。
年内にどこまで出来るか分かりませんが、ピアノトリオ演奏を録り終えた時点で、今迄七作品を手がけて頂きましたスタジオなオーナーから、今迄で最高すごい作品となりますねと、御感想を頂き、当初思い描いていた以上の作品の質となりそうです。それもあり、このアルバムを私の現時点での集大成として、千年先にも二千年先にも変わらぬ普遍的な大切なメッセージの集約の一枚として、お伝えしていける様に、大切に作り込んで参ります。
現時点では蝉の幼虫です。このアルバム、私は心の底から命懸けで作り上げていく所存です。