VIENNA ELITE STRINGS | ultimate-negiのブログ

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Pro Tools関係の情報を中心に、その他思ったことなどをメモ代わりに書いています。

VSL ELITE STRINGSが11月30日までブラックフライデー・セールで27% OFFの割引中です。買おうかどうかかなり悩んだのですが、結局勢いで買ってしまいました。

 

軽くさわった程度ですが、思いのほか好印象でした。

 

一番の好印象ポイントはレスポンスの良さ。これはVSL全般に言えることですが、Note Onから音が出るまでのタイミングが綺麗に揃っているため、非常に扱いやすいです。レガートも長くもなく短くもない程度の適度なトランジションがあり、高速なフレーズでもモタることなく演奏できます。うーん、これはいいわー。

 

パッチの数は普通に多いので、キースイッチの管理はちょっと戸惑うかも。

 

ビブラートはXFD(クロスフェード)と記載されていますが、クロスフェードで重ねるのではなく、完全にパッチが切り替わる方式。しかしこの切り替えがやたらスムーズでびっくりしました。かなり頑張ってプログラミングしたんでしょうね。演奏中にNonVib/Vibを頻繁に切り替えてもほとんど気にならないくらいスムーズです。

 

嘘を書いていたので訂正。

ビブラートは普通にクロスフェードしていました。パッチが切り替わる途中で音を出すとコーラスがかかったような音になることがあります。この次に書いたビブラートを3段階で切り替えるプリセットがないのは、このコーラス効果が出ないように工夫した結果なのかもしれません。

 

ひとつ気になったのはデフォルトのプリセットにビブラートの切り替えが2段階しかないこと。ELITE STRINGSに収録されているサスティンの音色は"NonVib(ビブラートなし)"、"Regular Vib(普通のビブラート)"、"Molto Vib(深いビブラート)"の3種類があります。にも関わらずプリセットには

 

・Non Vib / Regular Vib

・Non Vib / Molt Vib

・Regular Vib / Molt Vib

 

とわざわざ3つに分けています。なんでだろう?

 

ちなみに自分でスロットを追加すれば3種類を切り替えるプリセットを作ることは簡単です。

 

今後使い込んでいけば欠点も見えてくるかもしれませんが、今の所は非常に満足できる(できそうな)音源です。