昨日学生時代の友達から聞いた

ChatGPT

とやら。本当はもっと高尚な、

「プログラミングの間違いを見つけて」とか

「ヘミングウェイ風の小説を書いて」とか

「論文を書いて」とか

そういう目的で使うらしい。もう自分で文章考える必要なんてなくなっちゃうのよー、全部書いてくれるんだから!とのことだけど、私は、

 

もし、国語の教科書のテキストのサマリー作ってくれるなら、ラクチンじゃない?

 

と思い、手始めに

「スイミーのあらすじを教えて」と聞いてみた。

「白」が私、「グレー」がChatGPT。

ちょっと日本語のおかしなところ、そして確かまぐろは一匹だったような気がするところ

には目をつぶればまぁまぁ…

 

では2年生の「アレクサンダとぜんまいねずみ」は?

 

ちがーう!

違うのに堂々と作品の教訓まで語るとは…

 

いやいや、知らないなら知らない、と言ってくれた方がマシだよー。

そして「申し訳ございます」って何なんだ

「申し訳ございます」ってどういう意味になるんだ??としばらく考えてしまった

…つまり開き直ってる?

あくまでも「申し訳ございます」で押し通すとは不届き者だな。

切るぞ。

 

知っているから「いやいや知ったかぶりするなし」と突っ込めますが、知らなかったら…もっともらしく書いてあるので信じちゃいますよね。

最初はSiriみたいだな、Siriは「〇○についての情報が見つかりました」とリンクを示してくれるだけだけど、ChatGPTは会話のやり取りだし、ちゃんと説明文(まとまっている)で出てくるので、なるほど誰かに相談しているみたいで便利だな、と思ったのだけど

 

知ったかぶりされては困ります。

 

で、スイミーの方も、子どもに日本語、という立場から見ると、このままでは使えない印象ですよね。もっといい聞き方、尋ね方、があるのかもしれませんが。

 

と、このブログを書くのに数十分かかってから

アレクサンダはもういいから

また戻って「スイミーのあらすじを子供向けに書いて。」と書いてみると

 

AIが数十分かけて反省して正直になった…

いや、アレクサンダのことはもう忘れて。

で、まだ「申し訳ございます」なのね。

 

小学校の日本語支援と並行して、市に避難してこられたウクライナ人のみなさんと日本語を勉強しています。

 

日本で広く知られているウクライナの歌、というのはないといってよいかと思います。

まだロシア民謡ならいくつかあるんですが

しかしそこは現代のネット社会。「ウクライナ 歌」と検索すると…

 

かなりの密度で「キエフ鳥の歌」というのが出てきます。

元歌も、日本で歌われるようになった経緯も分かっているし、何しろ日本語の歌詞がついている、というところが日本人にはありがたいですよね。メロディーや歌詞はちょっと切ないのですが、とてもきれいな曲です。彼らと一緒に歌えたりするかしら、

 

かと思いきや。

 

私のウクライナさんたちは4人全員、

「知らない」

というのです。

 

特に若いとか年配というわけではなく40代から60代のごく普通の女性たちです。

少しでもなじみのあるものを、と思ってこの歌を選んだわけですが、思惑通りにはいきませんでした。というか、私たちと同じように考えて、同じようにこの歌を歌った方、歌おうと思っている方がいるのではないかと思いました。

 

もちろん、この歌のことを悪く言うつもりは毛頭ありません。曲を知っている、というウクライナの方もいらっしゃるでしょう。ただ、みんなで一緒に歌えるかな、ウクライナのメロディーを聞いて懐かしいと思いをはせてくれるかな、という主旨でこの歌を選ぶ方がいらっしゃるなら要注意かも、と思います。

 

今後のために、彼女たちにウクライナで人気のある歌を教えて、と聞いてみたところ、

 

民謡

これは今日の軍事侵攻情勢を受けて。

をとりあえず教えてくれました。歌詞や内容についてはここでは触れません。

 

私は逆に「上をむいてあるこう」「ふるさと」を彼らに教えて一緒に歌いましたが、なんであれ

歌っていいものです。一緒に歌って楽しい時間がすごせるといいですよね。

 

 

 

 

教育出版の国語教科書 2年上に掲載されている「きつねのおきゃくさま」。

抄訳ですがロシア語訳を作りました。逐語訳ではありませんがお話の筋ぐらいは分かってもらえるのではないかと思います。ウクライナから避難されているお子さんを見ている方もいるかも、と思い、掲載します。お役に立つならご自由にお使いいただいて結構です。

 

ロシアの方に見ていただいているので、大きな間違いはないと思います。

 

一つお断りです。「きつねお兄ちゃんはかみさまみたいなんだよ」というセリフが出てきますが、「かみさま」ではなく「天使」にしてあります。どうも、ロシアの方には「神様」は唯一一人であり、気軽に誰かを例えるような存在ではなさそうなのです。考えてみると、日本では神様、比較的軽いですよね。「お客様は神様です」に始まり、最近では「神7」「神回」「ありがとう!●ちゃん、マジ神」とかね。このお話の中で「かみさま」は、いつも優しくて、あたたかくて、包み込んでくれる存在のたとえだと思います。悩んだんですが、ロシア語圏の人にとって、優しくて、あたたかくて、包み込んでくれる存在が「神」より「天使」なら、単語が変わってたとしても読んだときに違和感がない方がいいかなと思い、「天使」にしました。