教育出版の国語教科書 2年上に掲載されている「きつねのおきゃくさま」。

抄訳ですがロシア語訳を作りました。逐語訳ではありませんがお話の筋ぐらいは分かってもらえるのではないかと思います。ウクライナから避難されているお子さんを見ている方もいるかも、と思い、掲載します。お役に立つならご自由にお使いいただいて結構です。

 

ロシアの方に見ていただいているので、大きな間違いはないと思います。

 

一つお断りです。「きつねお兄ちゃんはかみさまみたいなんだよ」というセリフが出てきますが、「かみさま」ではなく「天使」にしてあります。どうも、ロシアの方には「神様」は唯一一人であり、気軽に誰かを例えるような存在ではなさそうなのです。考えてみると、日本では神様、比較的軽いですよね。「お客様は神様です」に始まり、最近では「神7」「神回」「ありがとう!●ちゃん、マジ神」とかね。このお話の中で「かみさま」は、いつも優しくて、あたたかくて、包み込んでくれる存在のたとえだと思います。悩んだんですが、ロシア語圏の人にとって、優しくて、あたたかくて、包み込んでくれる存在が「神」より「天使」なら、単語が変わってたとしても読んだときに違和感がない方がいいかなと思い、「天使」にしました。