【その3】 ロケ地も、いまや重要文化財に!
3人娘の通う学校のロケ地を、神戸大学など先に紹介したが、
実は、メインに使用されているキャンパスは、神戸女学院である。

神戸女学院は、西宮市の岡田山にキャンパスがあり、ロマネスク風のシックな校舎の立ち並ぶ
ミッションスクールである。その清楚な校舎は、建築家、ウィリアム.M.ヴォーリズによる設計で、
2015年、12棟が国の重要文化財に指定された。

映画を見て、この建築様式ならば、ミッション系の学校建築だなと思った。
ただ、ヴォーリズ建築の代表にもかかわらず、神戸女学院は女子校ということで、今まで訪問を躊躇っていた。なので映画を見ただけでは、同じヴォーリズ建築の関学かどうか?即座には分からなかった。もし、神戸方面の女性なら、老若問わず気づく人も多いだろう。

しかし、見事な建築構成だ。厚みのある壁やスパニッシュスタイルの屋根など、ヴォーリズ建築の特徴がよく出ている。
一定の様式で統一されていて、まるでキャンパス自体が、ひとつの芸術作品のようだ。


いけない、話が、それてしまった。建築美に見とれてないで、ロケ地の場所を特定せねば…
手っ取り早くしなければ、怪しい人物に思われかねない。
噴水のある中庭

先ず、特定が簡単なのが、この中庭のシーン。

映画では、よく見えなかったが、センターに噴水があるのだ。

植生までも、今もそのまま。全く53年の時を感じさせない。まるで昨日、撮影があったと言われても、疑わないほどだ。
体操の時間

体操シーンのグランド。

左側には、体育館が増設されている。
一番の奥に見える校舎は北に隣接する関学の校舎。つまりお隣さん。

二人の教師の間に見える八角形の東屋。


八角形の東屋は樹木に隠れているが、もちろん健在。葆光館と講堂を結ぶ廊下の途中にある休憩室となっている。
芋づる式につぎつぎ見つかる!

体操の後の水飲みシーン



グランドの前にあるパーゴラ(藤棚)で、これも重要文化財である。水道も1本だけになっていだが、当時と同じ場所にある。
校舎を繋ぐ渡り廊下

背景に見えている校舎は、理学館。

よく似ているが、こちらは別の場所の渡り廊下。

背景に見えている校舎は、中高部の葆光館。

購買部と葆光館との間。


筒形ポストのある建物が購買部。樹木の後ろには、八角形の東屋の屋根が見える。右の中尾ミエのシーンは、この同じ場所。三角屋根がポイント。さらに右の陰になっている校舎は葆光館。


購買部は、葆光館と講堂の間にあって、先述の八角形の東屋に隣接している。ポストは今はボックス型になっているが、渡り廊下の反対側に立っている。
神戸女学院のロケ地は、いずれも、見事なまでに当時のままであった。
映画をご覧になった方には、まだ、これら以外にも神戸女学院のシーンが、
あると思うかもしれないが、それは、ラストの、その4でお伝えするつもり。












































