![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190908/23/ulbricht/5c/30/j/o0800049614581365708.jpg?caw=800)
これは、豊中市役所の庄内出張所。2年前に偶々通りがかった際に発見した庁舎である。
気に入ったので、立ち寄って撮影しておいたものだ。
豊中市役所には、ここ庄内と千里とを合わせ出張所が二つある。独立した庁舎となっているのは、
ここ庄内出張所のみである。
と、言うのも、庄内はもともと豊能郡庄内町と言う別個の自治体であった。昭和30年に豊中市に
吸収合併されて無くなった。で、この時を以って、豊中の市域は現在の姿になった。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190908/23/ulbricht/7a/60/j/o0589039114581365713.jpg?caw=800)
ここ庄内は、豊中市の最南にあり、大阪市と密着した地域である。
住宅や大小の工場が混在した、ごちゃごちゃ感のある、庶民的な街。豊南市場が有名で、
阪急宝塚線の庄内駅が最寄となっている。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190908/23/ulbricht/5d/15/j/o0300019714581365719.jpg?caw=800)
因みに、この庄内駅は、宝塚線には珍しく昭和26年に新設された駅であり、
街の賑わいの方が先で、駅の方が後から出来たと言う、宝塚線の他の駅とは事情が異なっている。
それと、伊丹空港への航路の真下であるので、キーンとジェットエンジンが頭上で轟く街でもある。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190908/23/ulbricht/f1/79/j/o0800060014581365724.jpg?caw=800)
さて、本題の庄内出張所。この庁舎、見たところ古そうに見えて、最初は、合併前の庄内町役場
じゃないかと思っていた。しかし、それにしては、もう少々時期が下がるように思えてならなかった。
つまり昭和30年以前の建築かどうか?
先日、久しぶりに改めて訪れてみたが、やはりもっと新しいものと実感した。
定礎が見つからなかったので、建設時期は特定はできないが、
おそらく昭和40年代、それも前半の感じだ。
理由は、感覚的に・・・としか言えないけど。外観から推し量る構造とか全体の建築意匠からかな。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190908/23/ulbricht/70/e1/j/o0800043714581365732.jpg?caw=800)
どうあれ、古くさくも、小ざっぱりとした雰囲気が気に入った。ジオコレに登場しそうな建築物だ。
コンクリート壁面がベースだが、光沢のあるレンガ風タイルで側面と2階の窓周りを覆い、
コントラストの強いアクセントを生み出している。
横長のシルエットに、四角の面構成。ブックシェルフ建築の一種で、退化気味。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190908/23/ulbricht/e2/22/j/o0254017114581365740.jpg?caw=800)
ここで。一旦中断~