しょうないなぁ~の庄内出張所~豊中市役所庁舎(その3) | ウルブリヒトのメモ帳

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これは、豊中市役所の庄内出張所。2年前に偶々通りがかった際に発見した庁舎である。
気に入ったので、立ち寄って撮影しておいたものだ。

豊中市役所には、ここ庄内と千里とを合わせ出張所が二つある。独立した庁舎となっているのは、
ここ庄内出張所のみである。
と、言うのも、庄内はもともと豊能郡庄内町と言う別個の自治体であった。昭和30年に豊中市に
吸収合併されて無くなった。で、この時を以って、豊中の市域は現在の姿になった。
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ここ庄内は、豊中市の最南にあり、大阪市と密着した地域である。
住宅や大小の工場が混在した、ごちゃごちゃ感のある、庶民的な街。豊南市場が有名で、
阪急宝塚線の庄内駅が最寄となっている。
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因みに、この庄内駅は、宝塚線には珍しく昭和26年に新設された駅であり、
街の賑わいの方が先で、駅の方が後から出来たと言う、宝塚線の他の駅とは事情が異なっている。
それと、伊丹空港への航路の真下であるので、キーンとジェットエンジンが頭上で轟く街でもある。

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さて、本題の庄内出張所。この庁舎、見たところ古そうに見えて、最初は、合併前の庄内町役場
じゃないかと思っていた。しかし、それにしては、もう少々時期が下がるように思えてならなかった。
つまり昭和30年以前の建築かどうか?
先日、久しぶりに改めて訪れてみたが、やはりもっと新しいものと実感した。

定礎が見つからなかったので、建設時期は特定はできないが、
おそらく昭和40年代、それも前半の感じだ。
理由は、感覚的に・・・としか言えないけど。外観から推し量る構造とか全体の建築意匠からかな。

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どうあれ、古くさくも、小ざっぱりとした雰囲気が気に入った。ジオコレに登場しそうな建築物だ。
コンクリート壁面がベースだが、光沢のあるレンガ風タイルで側面と2階の窓周りを覆い、
コントラストの強いアクセントを生み出している。
横長のシルエットに、四角の面構成。ブックシェルフ建築の一種で、退化気味。

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ここで。一旦中断~