リヒテンシュタイン侯爵の秘宝 | ウルブリヒトのメモ帳

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なかなか温めている連載に移ることが出来ない。先だって行ってきた美術展を掲載しておく。
「リヒテンシュタイン~華麗なる侯爵家の秘宝」
内容は、まさに、そのままタイトルを読んで字の如く。

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★リヒテンシュタインと言えば・・・

ヨーロッパのミニ国家として知られているが、もともとオーストリア、ハプスブルグ帝国の大貴族。
現在は、スイスとの間に所領をもつ小国だが、かつては、現在のチェコにも領地を得ていた名門
だそうだ。20世紀初頭までは、ウィーンや領地に、宮殿や城を4つも所有し、美術工芸品の
大コレクションを形成した。その珠玉を日本初公開として披露する美術展であった。

なので、展示品は宮殿を飾る用途のものが大半で、豪華絢爛たるもの。とても大振りで見栄え
のするものばかりであった。宮殿内の様子を再現するようにも展示され、ヨーロッパの宮廷
雰囲気に堪能したい人には打って付けのものだった。

絵画美術史としては、
触れ込みの通り、最後の部屋のルーベンスのコレクションは価値があった。バロック期の
フランドルや、オランダ絵画が充実していて、ブリューゲル一族や、レンブラントもあった。
個人的に良かったと思ったのは、フランスハルスの、男性ポートレートだった。~おわり~