言葉の裏の不器用さが
一生懸命考えてくれてるようで
嬉しかったんだ
ひとつひとつ摘んでは
謎解きみたいに一枚一枚剥がしていく
想うと楽しくて嬉しくて
でも気付いたんだ
花を摘んで恋占いしたら
最後には花は無くなる
想いと一緒に消えていっちゃうんだって
一時の恋の華はとても綺麗
でも何も残らないじゃないって

裏を読んで本音を探る
ぜんぶがやさしいに繋がるから
そうしちゃうと終わらないから
だからもう…って

綺麗な華は咲かせられないけれど
芽くらいは出たのかな?

摘んでは眺めて夢見る
一片一片忘れないよう焼き付けて
枯れても想いは残してた










いま
何があるの?
当たり前に真剣で
当たり前に優しい

わたしが「だいじょうぶ」と笑って言う代わりに
先生は「無理しちゃだめ」と心配そうに言う

でもそれは「役割」だから

お薬は増やしたくないから
先生はその方が
良くなることの方が
お薬が無くなることの方が
優先だから
それも当たり前だけれど
わたしは「意思」を持っちゃった


いつかは通らなきゃいけないから
「社会に出ても具合が悪くならないこと」
でもそれは
それを
先生の側で強くなっていくわたしを見て欲しい
だから「すき」以上に譲らない
「良い患者」で居たいから
「先生だから良くなったって」言いたいから

たぶん今が「その時」だって思うから



どれぐらい想えば伝わるかなんて解らないから
考えない
先生の「やさしい」も要らない
望はもっと先だから




反抗期?



なんて







「焦らなくていい」



でも焦るよ
届かない
伝わらない
もう手にしてる友達いるから
わたしはわたしが望は自分が欲しい
もう患者でも「依存したくない」から
こころは限界かもしれない

目の前に居るのに
必要以上のこと
なんにも伝えられない
もどかしくって
悲しくって
淋しくって


「やさしい」が痛いことを
「先生」だということも

解らせてくれる

そこがすきなのにね



バイトしんどいよ?
行く度に嫌味だとか
仕事面でも嫌がらせされる
でもそんなの当たり前に友達は経験してる
それでも続けて続いて

「私は悪くない」
って解ってるから
わたしも「悔しい」って思う
だから
「無理しないで」
って言わないで欲しかった
「折角良くなったのに」
って言わないで欲しかった

欲しかった言葉は
「頑張れ」
だった

お薬の量は胃薬以外変わっていないから
これ以上増やさないように自己管理位するから
だから
「先生」はわたしの将来摘まないで
ここで頑張らなかったらいつ頑張るの?
「先生」を想うことで先が繋がっているの

優しい言葉は逃げ道を作るよ
優しい言葉は現実を見せるよ
前みたいに厳しい言葉掛けてくれれば…

「それ位誰だってあるから」って

少なくとも入院する前の先生ならそう言ったのに
どうして今更優しいんだろうね
どうして諦めようとしているのに
今日は沢山話したんだろうね
どうして沢山目を合わせたんだろうね


はやく
はやく
はやく

「はじまりの無いおわり」
が欲しい



もうちょっとで誕生日
もうちょっとで折り返す
誕生日と一緒に
好きになって一年になる
もし君が来たら
君の手をとる
わたしは逃げる
苦しいのはもう嫌
独りで先生と会話するのも嫌


距離が遠くても心が近ければいい

どんなに近い距離でも
真逆の立場でずうっと届かない想いより

ずっとずっと
現実的で確実で釣り合いがとれるから


先生より幼くて
もっと不器用で
でも優しいところはおんなじな君は
迎えに来てくれるかな?
もしも
もし迎えに来たら
たぶんいっぱい笑うわたしで居ると思う
たぶんいっぱい君を思うわたしで居ると思う

叶わないぶん
その時の「今」をとても大切にするんじゃないかな
今よりずっと優しくもなれるんじゃないかな

惜しみなくくれる気持ちには
惜しみなく
それ以上に返すわたしだから
明後日は目の前に居る
でもすぐ忘れちゃうんだ
体温上がってぼうっとする
はっきりした言葉と夢見心地なこころ
上手く釣り合いがとれなくって
些細なこと見逃しちゃうんだ

明日も明後日も毎日毎日隣にいるといいのに


裏腹に動いていく今は逃げ場を作らない
私も逃げなくて向き合う

少しだけ色んな事解った気がする


いつか


の方が知らない方が
幸せなことが幾つも転がってる
意味がある

そう思った時点で理由なんて要らなくて
言い訳なんて必要ない

けれど肯定するには幼くて
貫くには時間が必要


解ることは
自分に嘘をついたら後悔する


必然は重いから
偶然は楽だよ
だから
その場しのぎ
一時
たのしい
ただそれだけ



捉えた必然護る為
軽く踏み込む人には
触らせない
この気持ちも文字も
譲らない

あげられるのは見合う価値

惜しみ無いのはこの心


「すき」は消えなく褪せていかない
色づいたのはあの笑顔





お薬増えて二枚になった処方箋
それを見た先生は
「二枚になっちゃったね」
って少し笑った
「でも胃薬だから」
って付け加えた


その顔その声その物腰
今週会えるから?

やっと咲いたの
ずっと何も思い出せなかったのに