【 高須番長 書道正師範・揮毫 「 如何 」 】 | 高山右近研究室のブログ

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監修 右近研究家・久保田典彦
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● 髙須番長様

 「 小事忠実 」 を揮毫いただき、ありがとうございます。

 いつも目につく、リビングに掲げて、大事にしています。

 わがブログにコメントをいただき、優しい言葉をいただきましたので、普通は二度目のリクエストは、何か月か後のことになるのでしょうが、81歳の年齢ですので、いつ何があっても不思議はありませんから、再びリクエストさせていただきました。

 

 わが愛する髙山右近さんの、細川忠興宛の手紙にある 「 如何 」 の2字を、よろしくお願いします。

 

 信仰ゆえに、日本を国外追放されていく ひと月前に、小倉城にいた大の親友であった細川忠興に宛てたものです。

 今、朝日新聞で 楠木正行 ( まさつら ) を主人公とした小説 「 人よ、花よ、」 ( 今村翔吾 ・ 作 ) がスタートしています。

 その正行の辞世の歌 「 帰ラジト 思ヘバ兼テ 梓弓 ナキ数ニイル 名ヲゾ留ル 」

 正行は、戦場に向かい命を墜とし、名を天下に挙げましたが、

 私は、南海に趣き、命を天に懸け、名を流すことになります。

 このような生き方について、忠興殿、

 「 如何 」 どのように思われますか?

 万感の思いがこもった 「 如何 」 です。

 

 今回も、2種類、お願いしていいですか。

 ① 右近さんの直筆を臨書する形で

 ② 高須番長流で

 

 “ め ” のように見える部分が 「 如 」 ですが、“ 口 ” が略されていますよネ。

 “ ゐ ” のように見える部分が 「 何 」 ですが、“ イ ” も “ 可 ” も略されていて、合わせて “ 如何 ” ですが、

 当時の人たちには、これで通じたんでしょうネ。

 高須番長流では、今の私たちでも読める書き方 ( せめて行書 ) で、よろしくお願いします。

 

 他のリクエストの方の分を優先していただいて、よろしくお願いします。

 

 

● そして、9月15日、ブログアップしていただきました。 感謝主!

 

 

 

 

 

 

今日の漢字リクエスト2022-52「如何(いかん)」を 2書体で書く | 書道正師範 高須番長 の 書道ブログ (ameblo.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ( お礼のメール )

 「 このような私の生き方を どう思われますか。 如何? 」

 忠興への手紙の流れの中での、右近さんの 「 如何 」 でしたので、草書だったのですが、

 右近さんの心情を考えれば、やはり 行書の 「 如何 」 ですよネ。

 「 どう思われますか。 如何? 」

 このような形で 思いを叶えていただき、ありがとうございます。

 感謝!